私が経験した起業成功の秘訣
キーワードは「触感力」

2016.06.25 Sat

第六感とか、直感とかという言葉に集約されてしまうかもしれませんが、私たちの毎日の中には、本当は多くのサインがあるような気がします。

いつだったかアメリカの取引先が野茂選手が写っているトルネードT−シャツなるものを送ってきました。
その日、異業種交流会があって、急いで靴を履いて会社を出たのですが、ふと『あのT−シャツを持っていったほうがいい』
と思い、一度は躊躇したのですが、靴を脱いで、T−シャツを取りに会社に戻りました。
 
異業種交流会で、このT−シャツの紹介をし、「もし欲しい人がいたら、ぜひ申し出てください。」といったところ、トヨペットの代表がやってきて、「ねえ、ビューエルさん、なんで知ってるの?」というので、「何をですか?」と聞き返しました。
すると、ちょうど野茂選手がトヨタ自動車とコマーシャルの契約にサインをしたところで、まだ公表していないとのこと。
すぐにその場で1000枚のオーダーをいただきました。
 
ジェトロの輸入専門家として北欧を回った時に、デンマークの寝具メーカーと出会いました。
それまで全く寝具などとは縁がなく、説明を受けたものの、あまり興味を持つことはありませんでした。
 
帰国後、体圧分散敷布団というものをサンプルとして送ってくれました。
日本の企業に紹介してもらいたいということでしたが、私には全くどこに紹介してよいものか見当がつきませんでした。
ものが大きくて、スタッフから、「ビューエルさん、これ邪魔だし家に持ち帰って使ったらどうですか?」と言われました。
ちょうどその時、次の日の商品提案用にサンプルを発送する準備をしていた私は、ふと『これも一緒に送ってみたらどうだろう?』
と思い、他のサンプルと一緒にこの体圧分散敷布団を送り出しました。
 
体圧分散ベッド2
 
次の日の商談で、その荷物があまりに大きいので、取引先の廊下に広げてバイヤーに見せていました。
すると年配の男性が通りかかり、「それなあに?」と聞かれたので、知っていることを伝えました。
「それ試してみてもいいかな?」と言われたので、バイヤーも興味を示さなかったことも手伝って、「どうぞ」と答えました。
 
後日その年配の男性がその会社の社長さんだったと知って驚くとともに、脊椎を損傷している社長さんの奥さんが非常に評価したことが手伝って、全国紙での広告宣伝に踏み切っていただき、コンテナー単位の発注をいただきました。
 
このふと思うというのは、私の考えでは、第六感というよりは、何かのサイン(またはアドバイス)なのだと思うのです。
それは自分自身の経験値の中から発したアイディアかもしれません
それはどこかに存在する自分のことを思ってくれている有益な存在のアドバイスなのかもしれません。
それをご先祖様と呼ぶ人もいれば、守護霊様と呼ぶ人もいるかもしれません。
 
言い方、解釈の仕方はいろいろだと思いますが、こう言ったサインをいかに自分自身の実生活に取り入れることができるかがその人の人生での成功の数の証になるのではないかと思います。
 
ふと思う時、それを実生活の中で、実際に行動を起こすのは、いつもちょっと大変だと思うのです。
このタイムラグは私たちの感じる力が実際に起こっていることより数秒遅いからかもしれません。
そのタイムラグにもかかわらず、改めてこのサインに素直に従おうとする人は、『触感力』が高いのだと思います。
 
アリが、触覚を使いながら、いろいろなものを感じ取る様を見て想像できるように、本来私たちは日々何度もこう言ったアドバイスを感じているのだと思います。
いわば『触感力』です。
ただそれを素直に行動に起こせているかどうかということになると、多くの人は、面倒臭いとか、「ま、いいか」と言った反応で無視しているのだと思います。
 
私自身は、今までの経験の中から、ふと思った時には、なるべくそれを行動に起こしています。
そうすることで、多くの、思いもしなかった成功を手に入れています。
 
『触感力』を大切にしていただき、みなさまにも多くの成功があればと思います。

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