優秀じゃなくてもいい?スウェーデンの若者が選ぶ“ソフトガールズ”という生き方
2025.07.12 Satあなたは、忙しさや成果ばかりを追いかける生活に、どこか違和感を覚えたことはありませんか?
実は最近、スウェーデンの若い世代の間で「ソフトガールズ」という言葉が話題になっています。最初に耳にしたとき、私は専業主婦への回帰かと思いましたが、どうやらそう単純ではないようです。
ここ数年、スウェーデンでは若者への期待と社会的プレッシャーがかつてないほど大きくなっていると言われています。たとえば、ある友人のお嬢さん(18歳)は科学を専門に学び、優秀な成績を収めているにもかかわらず、周囲から「もっとできるはず」という重圧を常に感じているそうです。
一見恵まれた環境に見えても、慢性的な競争や不安は心を蝕むもの。そんなストレスフルな状況から距離を置きたいと願う人々が、「ソフトガールズ」を自分たちの旗印に掲げるようになりました。

ソフトガールズとは、決して「夫に養ってもらって暮らす」という意味ではありません。社会の競争に追われるばかりではなく、暮らしの小さな幸せや家で過ごす時間を大切にしながら、無理のない範囲で収入も得ていくーーそんな柔らかで調和のとれたライフスタイルを指します。
この背景には、スウェーデン特有の事情もあるのかもしれません。コロナ禍でロックダウンを行わず、多くの死者を出した事実が、国全体に「生きることへの不安」と「焦り」を残しました。
社会が先を急ぐほど、若い世代は心の平穏を求めます。北欧で長く大事にされてきたウェルビーイングからこぼれ落ちそうなものを、ソフトガールズはそっと拾い上げているのではないでしょうか。

私自身、北欧を訪れるたび「小さな心地よさ」が人を幸せにすると感じます。数字や成果だけでは測れない、自分らしい暮らし方を問い直すヒントが、ソフトガールズという言葉には詰まっているのかもしれません。
関連記事
-
【驚きの先進医療】病気を待たないiPS細胞バンクの理由
年齢と共に将来の健康に不安を感じることはありませんか? 4社を経営し、日本と北欧を行き来する多忙な「働き方」をしていた頃。私は自身の健康を過信し、ある日突然、疲…
2026.06.13 Sat / WORK&STUDY -
自宅が最強の回復空間になる理由
忙しい毎日、どれだけ休んでも疲れが抜けないと感じていませんか? 都内への出張が続く過酷な「働き方」をしていた頃。かつての私は「出張時は都内のホテルに泊まった方が…
2026.06.10 Wed / WORK&STUDY -
日常を豊かにする「視点」の変え方
「当たり前」だと思っていた物の名前や背景に、実は深い歴史や繋がりが隠れていると気づいたとき。 世界が、少しだけ色彩を増して見えてきませんか? 先日、国際色豊かな…
2026.05.02 Sat / WORK&STUDY
芳子ビューエル公式Facebookページ
北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。