犯罪心理学が教えるビジネス交渉術
2016.02.20 Sat私の長女はカナダのSimon Fraser Universityという州立大学で犯罪心理を学びました。
ここの大学の教授陣の中にはハリウッド映画で犯罪心理関連のものの、台本の監修をしたり、犯罪心理学の著書で有名な人が多く、卒業生もプロファイラーや、FBI、またその関係のラボ等に就職する人が多いので有名です。
その娘がよくビジネスで生かしたらいいのに、ということで授業で学んだ面白い話をしてくれました。
聴衆に自身の考えなどを説得するときには、両手で菱形を作り、その菱形が相手の方を向くようにして話をすると有効だそうです。
例えばドイツのメルケル首相もよく両手で菱形を作ってスピーチをしているのを見かけます。

また聴衆から信頼を得たい場合には、ネクタイや、ポケットチーフ、またはスカーフなど、顔まわりに赤を持ってくるのが有効だそうです。
例えば歴代のアメリカ大統領を見ると、重要なポイントポイントで、赤のネクタイ、赤のポケットチーフを必ずと言っていいほど身につけています。ヒラリークリントン大統領候補も、インナーには良く赤を取り入れています。

交渉などをするときには、相手の目の動きに注意をすると、いろいろなことが見えてくるそうです。
例えば相手が右上を見る場合、『嘘』または『話を作り上げよう』としているそうです。
それとは逆に左上を見ている場合は、記憶を手繰り寄せている時だそうです。
また重量挙げの選手などに、普段持ち上げるのがかなり厳しい重さのバーベルを持ち上げてもらうように依頼し、「さあ、あげるぞ!」という時に、ブルーのパネルを目の前に持っていくと、バーベルは間違いなく上がります。
ブルーは、力をマックスに引き出せる色の一つのようです。
また逆に、普段は問題なく持ち上げられる重さのバーベルを持ち上げてもらうように依頼し、「さあ、あげるぞ!」という時に、ピンクのパネルを目の前に持っていくと、バーベルが持ち上がらないで、落とす人が増えるようです。
ピンクは、力が抜けるというか、ふわっとさせる色の一つのようです。
こういう心理面での情報を北米ではかなりビジネスの面でも取り入れて勉強する傾向にあります。
国際化社会の一員として、こういうことを知っていると、有効なのではないかと思います。
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