ドイツ人との取引で学んだこと
2023.12.16 Sat今までのキャリアの中で、さまざまな国の人たちと仕事をしてきました。
近年はドイツ人、デンマーク人との取引が増えています。
ドイツは東西に分離されていたわけですが、その影響は今でも人々の考え方の中に色濃く残っていると感じることがあります。
私たちが取引をしている企業が昔の東ドイツ側にあり、お付き合いをしていく中で
「西ドイツの人はビジネス的に狡いというか、上手というか、うっかりすると騙されそうだ」
と感じていることに気づきました。
昔の東ドイツは共産圏。
私の父が文部省のプロジェクトで、大勢の教員を引率してまだ統一される前のドイツを訪問した時、かなり厳しい共産主義的な施策がなされていたそうです。
統一されたのは1990年8月31で、今年で33年経ったということになります。
一般的にドイツ人はデンマーク人に比べると頑固で、とても生真面目です。
「そんな四角四面に考えないで、もっと柔軟に考えてほしい」
と思うことは多々あります。
一方日本人は、
「お客様は神様です」
という的発想を持ち、お客様を大切に崇めますが、ドイツの場合はメーカーの方が上。
自分たちが素晴らしいものを作っているという誇りが強く、客を選ぶ場合も多く、ビジネス面では非常に厳しい相手です。
そんな中で取引がうまくいくように調整をしていくことは、常にチャレンジの連続です。
価値観や意見が違う人とも調整して働くことが、多様性の時代に求められる働き方なのだと思います。
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