思わずうれしくなった母からの電話
2023.12.09 Sat私の母は昭和10年生まれで、今年88歳になります。
85歳くらいまでは自転車に乗って自分の大好きなビーフシチューを食べにファミリーレストランに出かけたり、家族の食事を作ったりしていました。
ところが私の妹が都合により早期退社をし、食事も全て彼女が作り出した頃から、母は自分の体と病気のケアに注力するようになりました。
常に調子が悪くて、いくら薬を処方されても全然効かない。
そんな状態が2年ほど続きました。
そんな時に転んで背骨を圧迫骨折し、入院することになりました。
ちょうどコロナ禍だったので、もうこれが今生の別れかと思ったのを思い出します。
母は病院から老人介護施設に移り、そこで色々な同年代の人々の生活を目の当たりにしました。
そして気づいたのが、自分だけが毎日少しずつ良くなっているということです。
痴呆症、アルツハイマー、脳梗塞による麻痺など、もう状況が良くならない状態の人々が多いなか、自分だけは圧迫骨折した背骨も良くなり、頭はしっかりとしていてお琴やピアノも弾ける。
「自分はすごいんだ!」
と気づいてから、今までの病気が嘘のように改善し、元気になったのです。
その母が今日電話をくれました。
「芳子、明日は誕生日だね。(29日のこと)私はデイケアに行かないといけないから、明日は電話できないの。ハッピーバースデー!」
と。
以前は誕生日前になると、1万円札を手紙と一緒に送ってくれていました。
その一万円札がありがたくてずっと神棚に乗せてありましたが、ここ数年はありませんでした。
3年ぶりに母の心温まる電話を受け、本当にありがたいと思いました。
私をこの世に生み出してくれた人。それが母です。
その母が誕生日を祝ってくれている。
こんなありがたいことはないと、改めて感じました。
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