恐怖と不安を手放す3つの方法

2023.07.07 Fri

アメリカのNGH (米国催眠士協会)では「Continuing Education」と題し、多くの人々に学びの機会を提供しています。
様々な経験を持つ先生方が、いろいろな課題についてZoomでレクチャーをしてくれます。

日本との時差があるので、受講できるセミナーには限りがありますが、1つ記憶に残っているレクチャーがあります。
それはGloria Constantas先生による『How to Release Fear and Worry(どのように恐怖と不安を手放すか?)』というもので、コロナ禍での人々の心理をついたものでした。

今また再燃しているコロナですが、免疫の高い人は感染しにくく、逆に免疫の低い人は感染しやすいということは誰でも知っていると思います。
この免疫システムを攻撃する感情がFear、つまり恐怖の感情だそうです。
不安は体に悪影響を及ぼします。

不安の対応策は以下の3つです。

1)夜寝る前のアファーメーション
自分の理想、ポジティブな未来、目標達成した状態を思い描き、言語化して繰り返し口にします。
なるべく簡潔に短い文章にして、10回繰り返すのがおすすめです。

2)自分の脳に休息の時間を与える
その時自分がいる場所で、とっさに次の5つを行います。
人にa~eの指示を出してもらい、間髪入れずに答えるのが良いかもしれません。
a.5つ見えるものを口にする。
b.4つ触れるものを触る。
c.3つ聞こえるものを口にする。
d.2つ匂うものを口にする。
e.1つ自分が感じる味を口にする。
考えてはいけないので、矢継ぎ早にこの5つを行いましょう。

3)マインドフルネス
心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことをスルーして、「今」だけに集中できるようにします。
手法としては「瞑想」が用いられていて、脳に余力を与えてくれるのでおすすめだそうです。
私もなかなかマインドフルネスができなかったのですが、わりとやりやすかったのが「壁を見つめて、何か頭に思い浮かんでもそれをひたすらスルーする」という行為です。
それもマインドフルネスに近づけると思いました。

みなさんも試してみてはいかがでしょうか?

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