起業の成功談は聞いてはいけない?まず最初に知るべき真実
2016.01.23 Sat最近は、起業を推奨する動きをあちこちで目にしますし、私自身そう言った起業塾などでの講演を依頼されることが多くなりました。行政レベルでの起業塾なども多く、依頼としては「成功談を話して欲しい」というのが一番です。
ただ私自身が自分の起業家としての人生を振り返った時に、決して楽ではなかった道のりを、あたかも素晴らしい冒険の旅に出るかのような話に集約することはできません。逆に、起業した際に、直面するであろう厳しい現実を知ってもらうことの方が重要だと思っています。
私自身は、起業をしたいと思って起業したわけではなく、周りの人々に勧められて起業をしました。ですから、強い信念や、こうなりたいというビジョンなどほとんど持ち合わせていませんでした。
事業を起こし、その事業を継続させることが、どれだけ大変なことか知っていたら、絶対に起業はしなかったと思います。
売り上げを作ること、信用を得ること、資金を回収すること、さらに事業計画書を作って銀行からお金を借りて次のアクションに生かしていくこと、たとえ夜であっても週末であっても仕事を優先しなくてはならないこと、家族を犠牲にしなくてはならないこと、本当にお金がなくてどうしようもないような経験もしなくてはならないかもしれないことを知っておいて欲しいと思います。
起業するのは、資本金1円からでも起業できるわけですから誰でも起業できます。
でも起業したとしても、その後1年、5年、10年、20年と企業を存続させ、業績を伸ばし、社員を含め自分自身も豊かな生活を送れるようになるには、それはそれは大変な努力が必要とされることを知っておくべきです。
『企業の生存率』を知ると、『数字に見る現実』を垣間見ることができるでしょう。(注1)
そしてある時期が来たら、『双六ゲーム』のように、自分の第二の人生を好きなように過ごせるだけの資金を確保した上で上手にゲームを上がることができなければ、本当の成功者とは言えないのです。
(注1)企業の生存率
5年 15%
10年 6.3%
20年 0.3%
30年 0.025%
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