死は自分で選ぶ?カナダで合法化された「安楽死」
2022.10.22 Satつい先日、カナダのブリティッシュコロンビア州に住んでいた知人が亡くなりました。
彼女の最期は安楽死によるものだと、Facebookの投稿で知りました。
以前ブログにも書いた『安楽死を遂げた日本人』(宮下洋一著/小学館)によれば、安楽死の先進国はスイスやオランダです。
カナダはというと、2016年6月に「死に行く際の医学的援助」として安楽死が合法化され、致死薬の処方や投与が医療サービスの中に組み入れられたそうです。
カナダのように「医学的援助」を法律名に含めた前例は、他の国には存在しません。
私はカナダに8年半も住んでいましたが、こうした変化は今回初めて知りました。
カナダのお隣、アメリカはというと、州によって法律は異なりますが、あくまでも自死援助のみが合法とされています。
医師が例え致死薬を処方したとしても、薬を飲むのは本人です。
ですからカナダの「投与OK」の法律は、とてもインパクトがあります。
※参考:カナダにおける安楽死の医療化(柴嵜雅子著)
安楽死を選んだ知人は、生前多くの市民活動をし、多くの地域の人々から尊敬され愛されました。
4人のお子さんがいて、Facebookで報告をしたのもお子さんです。
亡くなった知人は心の整理もついて、自分の選んだタイミングで旅立っていきましたが、残された子どもたちは複雑だったそうです。
知人の気持ちを理解し、尊重して死の瞬間に立ち会ったものの、やはりお母さんの存在は大きく、悲しみは深いと書いてありました。
高齢化が進む日本においても、安楽死はひとつの議題になっています。
死について、考えさせられる昨今です。
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