地鎮祭とは?自然を崇拝する文化の広がり
2022.08.17 Wed2022年8月10日は新社屋のための地鎮祭でした。
とても良いお日柄だと勧められてその日の10時にしましたが、午前とはいえ炎天下で、テントを張ってなかったら気分が悪くなりそうな暑さです。

地鎮祭は日本書紀にも記されているくらい古い伝統的な風習で、土木工事や建築工事を行う際、工事が無事に終わるように神主を招いて安全祈願する儀式のことです。
日本人は昔から木や岩を神様だと思って信仰してきました。
目には見えない尊い何かが宿るとして、自然を祈りの対象にしてきたのです。
だから、新たな土地にご挨拶をすることも重要だと考えられてきました。
地鎮祭には以下の3つの要素があると言われています。
・その土地を守っている氏神様に土地を利用する許可を取ること。
・工事の安全を祈ること。
・住む人の繁栄を祈ること。
他の国にも似たような風習があるか調べてみると、タイにはサフランロープを用いて仏教僧を招いて行う『土地の神様と仏陀に工事の安全を祈る』儀式があるそうです。
北米では、大きな工事を始める時には工事に関与する重要人物たちがスコップで地面の土をちょっと掘る儀式「Ground breaking ceremony」が存在します。
ただこれはショッピングモールや高層ビルなどを建設するときに行うもので、宗教とは関係ありません。
自然との繋がりを非常に重要視する文化を持つネイティブインディアンは、ドラムを叩いたり踊ったりしながら地鎮祭を行います。
自然を崇拝するという考え方は多くの国々に存在します。
それだけ自然にはパワーがあるということ。
何かの節目には、自然に祈ったり触れたりするといいかもしれません。

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