大好きな先輩とのお別れ

2022.06.28 Tue

実業家・政治運動家・エッセイストの浜田麻記子さんと出会ったのは、2013年のこと。
当時軽井沢のリゾートスタイルのアンバサダーを務めていたとくこさんが、麻記子さんを連れてきてくださいました。
麻記子さんのご主人は、元衆議院議員・参議院議員で弁護士の浜田卓二郎さんです。

麻記子さんはとても70代とは思えないくらいのバイタリティーで、美にも健康にも気を遣われるだけでなく、子供のように色々な話題に興味を示されていたのが印象的でした。
しかも記憶力が良くて、私のプロフィールをすぐに記憶されて、新しいお友達に会うたびに私の紹介を正確にしてくださいました。

私がブライアン・ワイス博士の本や、エリザベス・キュプラ・ロス博士の本の話をすると喜んでくださって、両博士の本を日本語に翻訳した山川夫妻と昔から親交があるとおっしゃっていたのが印象的でした。

麻記子さんは私と二人きりになると
「私はね、死ぬ時には、凍死したいと思うの。眠るように死ぬって素敵じゃない?」
などと、死に対する独特の考えを口にされていました。
そんな時、私は
「麻記子さん、凍死するって思うほどロマンチックじゃなくて、衣服を脱いでしまったりするみたいですよ」
みたいな聞き齧りのことを口にしていた気がします。

麻記子さんのお友達には著名な方が多く、なぜ私のことを気に入ってくださったのかわかりませんが、よくお電話をくださって「一緒に〜しましょう」と誘ってくださいました。お誕生日会という名目で食事会をしては、楽しいひとときを過ごしています。
麻記子さんのお誕生日は3月。
親しくしているお友達の郁子さんと幹子さんのお誕生日が5月、節子さんのお誕生日が8月。
そして私のお誕生日が11月。

2017年8月

2018年3月

麻記子さんは姉御肌で、とてもきめ細かい配慮のできる女性です。
私の家ができた時は5人分のお弁当を有名なレストランに依頼して、それを高崎まで持ってきてくださいました。
レストランに行けば楽なのに、麻記子さんは
「美味しいものをみんなに食べさせたい」
と思えば労力を惜しまず、本当に麻記子さんの思いやりに感動したのを覚えています。

2019年11月には、私の誕生日を祝ってくださいました。


場所は、麻記子さんがとても懇意にしていた幹子さんのご自宅。
幹子さんの素晴らしいフランス料理が並び、忘れられないお誕生日会を主催してくださいました。

麻記子さんとは、今月フカヒレのランチをいただく約束をしていました。
麻記子さんのご主人・卓二郎さんが先月16日にお亡くなりになったばかりで、その後も麻記子さんは精力的にブログをアップされていました。
「6月なら少し落ち着くかもしれない」
とおっしゃっていたのですが、ご主人と2週間違いの30日夜中になくなったのです。

家族葬を行なった卓二郎さんのお骨が家に戻ってきたばかりで、麻記子さんは卓二郎さんのベッドに横たわり、テレビを見ながら息を引き取ったそうです。
本当にご本人が望んでいた通りの、眠っている間の旅立ちでした。

人一倍プライドが高く、人一倍新しいことに興味を持ち、人一倍優しい心を持っていた麻記子さん。
あなたに出会えて、とても刺激的でした。
素敵な年齢の重ね方をあなたに学んだ気がします。
私も麻記子さんのように人生を締めくくれるよう、これからの日々を精進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

関連記事

芳子ビューエル公式Facebookページ

北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。