こんなご時世に読みたい本「幸せについて」
2021.05.08 Satアルトスターのお店に入荷した本の中で、スタッフが「ぜひ読んでください!」と一押ししたのが谷川俊太郎著の『幸せについて』です。
いわゆる「人生論」は一切出版してこなかった谷川さんが、今回初めて「幸せ」をテーマに、全編書き下ろしの書籍を出したとのこと。
https://nanarokusha.shop/items/5bed1a995f7866352900039d
1931年生まれの谷川さんの目から見る「幸せ」は、「そうそう!」と強く納得するものばかり。
私も感じていたことを、優しくてシンプルな言葉でまとめてくれている素敵な本です。
いくつか素敵な言葉を書き留めました。
「目の前にいなくても、その人がいると思うだけで幸せになれる、そんな「その人」がいるのは幸せだ。」
心がほっこりする幸せ感です。
「好きなもののことは、私有しなくても見るだけ、聞くだけ、考えるだけで幸せになれる。これは他の生物にはない人間の幸せな特質ではないか。」
そこまで考えたことがありませんでした…。
「私、幸せじゃないんですという女の人がいた、じゃあ不幸せなんですかと訊いたら、いいえと言う、いったいどんなんですかというと<普通>と答える。確かに幸、不幸を問わずに生きられる人、生きられる世の中は悪くないと思う。でもそれを<ぬるま湯>の幸せと呼ぶ人もいたな。」
などなど、短い文章を1ページずつ読み進めながら、自分と対話ができます。
https://nanarokusha.shop/items/5bed1a995f7866352900039d
昔から『赤毛のアン』が大好きで、それでカナダに留学したような私の幸せ感は、アンのストーリーに影響されて形成されているかもしれません。
私は「小さな幸せ」の積み重ねが、後で振り返ったときに「大きな幸せ」として目に写るのだと思うので、日々幸せ探しをすることが大切だと思っています。
ぜひこの本を手に取ってもらえたらと思いました。
こちらから詳細をご覧いただけます。
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