世界幸福度1位のフィンランドに学ぶ「幸せになる」ヒント
2021.04.13 Tue先日、東洋経済オンラインに寄稿したフィンランドとSISUの記事で『世界幸福度ランキング』について触れました。
この『世界幸福度ランキング』についてちょっと誤解している人がいるので、今日はそれについてちょっとシェアしたいと思います。
World Happiness Report 2021による世界幸福度ランキングは
・人口あたりのGDP
・社会的支援(困ったときに頼ることができる人がいるか)
・健康寿命
・人生の選択の自由度
・寛容さ(過去1ヶ月の間にチャリティーなど寄付をしたか)
・腐敗の認識(不満、悲しみ、怒りの少なさ、社会、政府の腐敗が蔓延していないか)
といったポイントを踏まえて調査されています。
フィンランドが4年連続1位、日本は56位でした。
この差が生まれた項目は「人生の選択の自由度」と「寛容さ」です。
フィンランドで取材をすると「人生の選択の自由度」は日本とは比較にならないほど高いことがわかります。
その理由は、社会保障制度によって手厚くサポートされているから。
今の仕事に満足していない場合、日本だと「転職」を考えると思うのですが、フィンランドでは生活費をもらいながら半年ほどお休みをとり、自分が何をしたいのか考えることができます。
「学校でさらに勉強したい」と思えば、国に申請してお金を支払ってもらって勉強することが可能です。
日本ではこうした制度がないため「人生の選択の自由度」を急に高めるのは難しいのですが、「寛容さ」は私たちの意識の持ち方、考え方、実行力でどうにでもなります。
チャリティー、募金、ボランティア活動など「自分は人のために何かできないか?」という考えを各自が持てば、かなり変わるでしょう。
カナダブリティッシュコロンビア州立大学のエリザベス・ダン教授の研究では、自分のためにお金を使う人より、他人のためにお金を使った人のほうが幸せになることがわかっています。
実験では、各人に20ドルを手渡して、その日のうちに使うようにとだけ指示を出します。
その結果20ドルを人のために使った人の方が、自分のために使った人よりも「幸せ指数」が高いという研究結果がサイエンスマガジンに発表されているのです。
人のために何かして、人を幸せにする「人を愛する力」によって、幸せホルモンである「オキシトシン」が分泌されますので、最終的には自分自身が幸せになります。
一度この「寛容さ」に目を向けてみることも、幸せな人生を送るために必要なのではないでしょうか?
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