10月26日は私の卒業の日。我が子とお別れしました

2020.10.28 Wed

大人になって卒業の日を迎えることはそうそうありませんが、10月26日は私の卒業の日でした。
子供のように大切に育ててきたアペックスとお別れした日です。

卒業は人生の節目であり心に残るイベントですが、今回はあまりに急な出来事で、自分の中で消化できないことが多くありました。
卒業までは引き継ぎ業務が山ほどあり、最後のオンエアー応援までずっとバタバタしていて、全く考える暇もなく最後の日を迎えた気がします。

卒業する日の朝礼では、私が作った会社の十のルールのひとつ「Give & Take」を取り上げたスタッフからのスピーチがありました。
「たくさんのGiveを私からもらったことに対して感謝しても仕切れない」という涙涙のスピーチ。
そんなスピーチをしてもらえて、私は本当に幸せ者だと胸が熱くなりました。

思い出もあちこちにありました。
最後まで残っていた打ち合わせノートをシュレッダーにかけているとき、ひょっこり出てきたのが数十年前のスタッフの結婚式のスピーチ。
それを本人に渡すと、泣き出してしまいました。

もし、コロナがなければ―――
今頃はバンクーバーのなおみさんに逢いに行ったり、オハイオ州のリンダさんに逢いに行ったり、ユトレクトのヨッシーさんとその家族に逢いに行ったり――大切な人と過ごす時間をとっていたでしょう。

区切りとなるイベントができない状況下だと、さらっと終わってしまうのかもしれません。
もしかしたら、そのほうが私自身にとっては楽なのかもしれません。
やはり大切な場所から去るということは、たくさんの思いとも別れるということ。
心にかかる負担もけして小さくはないからです。

でも、ここからまだ私の旅は続きます。
ほっとしている暇はありません。
前を向いて歩んでいこうと思います。

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