ヒプノセラピーで学んだ記憶の不思議
2020.10.03 Sat
以前からとても興味を持っていた日本ホリスティックアカデミーのヒプノセラピー・ベーシックコースをやっと受けることができました。
ヒプノセラピーとは、「催眠」と呼ばれる変性意識状態を利用して潜在意識に働きかけ、心因性の問題の低減、解消を図るセラピーです。
このセミナーでは基本的な脳科学の勉強をし、催眠と記憶と癒しの関係性や自己催眠の基本などを学びます。
こんなご時世なのでZoomによるセミナーでしたが、とても内容が濃く、面白いセミナーでした。
特に驚いたのが『記憶』についてです。
私は「記憶力が良いです」とちょっぴり自慢をしてきた節がありますが、実は私が「昔の記憶」だと思っていたものは「何度か塗り替えられた記憶」かもしれないということを知りました。
記憶は脳の真ん中付近にある海馬作られて、半年から2年くらいで大脳皮質へ移し替えられるそうで、記憶を固定化するためのタンパク質によって長期的な記憶になります。
その記憶は思い出すたびに外側のタンパク質が外され、その記憶が不安定化するそうです。
そこに新しい記憶が一緒に埋め込まれると、その新しい記憶が加わったものが再固定化され、大脳新皮質に新しい記憶として固定されることになるのだそう。
自分が信じていた小さい頃の記憶Aは、思い出すたびに親の話や兄弟の話から新たな事実が付け加えられ、
A’→A’ ’→A’ ’ ’……
と変化しているということ。
特に
「思い出すと辛い記憶は、書き換えられるから人間は生きていけるのかもしれない」
という言葉を聞いた時、衝撃を受けました。
脳の働きはとても神秘的です。
みなさんもぜひ調べてみてくださいね。
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