警察犬の協議会で優勝する「天才パブロくん」

2019.05.11 Sat

私のコンパニオンドッグの名前はパブロ。ラブラドールレトリバーの10歳の男の子です。

男の子はさぞかしアクティブだろうと思い、最初は女の子のコンパニオンドッグを探していました。
ところが、ブリーダーさんのところへ行ったら「男の子しかいない」とのこと。
「それだったら一番おとなしそうな子にしよう」と思って見渡すと、ゆったりとよく寝る子がいました。
その子がパブロです。


(家に来たばかりのパブロ)

本当の血統証の名前はホワイトバルーン・ジュピターです。
パブロが1歳になるまでは自由気ままに遊ばせました。
パピーウオーカーの番組で、盲導犬になるまでの1年間は愛情豊かに育てる様子を見たからです。

ところが、1歳のパブロはとにかく大きく、力も強い!興味のあるものには突進します。
散歩に連れて行くことすら至難の技になり「自分が怪我をする前に預けよう」と託したのが警察犬学校です。
トレーナーの人に聞いて初めて知ったのですが、パピーウオーカーさんたちはある程度犬のトレーニングができる人たちだそう。
自由気ままに犬を1歳まで成長させると言っても、実際はちゃんと躾をしているのです。

結局パブロは警察犬を訓練するトレーナーさんに出会い、隠し持っている才能を見い出されました。
最初は「天才パブロくん」とトレーナーさんたちが呼んでいるのが不思議でしかたなかった私ですが、多くの警察犬の協議会で優勝するまでに成長しました。

コンパニオンドッグにふさわしい優しさを持っているパブロは、私にとって何ものにも変えがたい存在です。
パブロは人間の言うことがよくわかりますから、リードをつけるのは散歩の時だけで、一度も家の敷地内で縛ったことはありません。

すでに10歳を迎えて、少しおじいちゃんらしくなったパブロですが、まだまだ現役で協議会に出場しています。
元気に長生きしてもらいたいですね。

関連記事

  • ペットは闘魚のベタ。その意外な生態

    長いことダイビングをして、ダイビングの素晴らしさを謳ってきた私ですが、お魚に「触る」のは苦手です。 というか、大丈夫なのは人間と犬だけかもしれません。 ダイビン…

  • はじめてのボール遊びを体験した愛犬エイスくん

    私のパートナー犬であるエイスくんは、4歳のブラックのラブラドールです。 警察犬のトレーニングをずっとしてきて、臭気選別など特殊なトレーニングはかなり得意です。 …

  • 日本の昔話をモチーフにした叔父の愛しい絵たち

    叔父の五十嵐健二氏(昭和18年生まれ)は造形作家で、生涯通じて非常に面白い活動をしてきました。 武蔵野美術大学を卒業後、五関張り子の蓮見豊七氏に従事し、その後は…

芳子ビューエル公式Facebookページ

北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。