遠い国に住む人のことを想う日
2019.03.27 Wed20年近くのお付き合いがあるデンマークのビジネスパートナーからメールが来ました。
「妻が蜘蛛膜下出血で倒れて、手術はしたけれど、脳がひどくダメージを受けていて、助からないかもしれない」
というものでした。
毎年12月31日のカウントダウンが日本で始まると、必ず時差まで計算してデンマークから国際電話で
『新年明けまして、おめでとう!』
と挨拶をしてくれる、そんな粋な友達です。
彼の奥さんの名前はエリザベス。
お料理が上手で何度となくお食事を作ってもらったことがあります。
すぐにデンマークに連絡を入れて話をすると、
「開頭手術後、ずっと麻酔で眠らせていたけれど、今日麻酔をストップするんだ。でも意識は戻らないと思う。今は彼女がそのまま逝ってくれればと願っている」
と言うのです。
19歳で出会って、40年以上一緒にいたおしどり夫婦にとって、パートナーが今にもいなくなるかもしれないというのは想像を絶する不安と悲しみだと思います。
彼には
「とにかくポジティブに考えてね!ずっとエリザベスが良くなるように祈っているから」
と言って、電話を切りました。
今日は彼女が良くなることを祈りながら、かつて彼女が日本を訪れた時のことを思い出しています。
関連記事
-
ペットは闘魚のベタ。その意外な生態
長いことダイビングをして、ダイビングの素晴らしさを謳ってきた私ですが、お魚に「触る」のは苦手です。 というか、大丈夫なのは人間と犬だけかもしれません。 ダイビン…
2023.03.22 Wed / FAMILY -
はじめてのボール遊びを体験した愛犬エイスくん
私のパートナー犬であるエイスくんは、4歳のブラックのラブラドールです。 警察犬のトレーニングをずっとしてきて、臭気選別など特殊なトレーニングはかなり得意です。 …
2023.01.11 Wed / FAMILY -
日本の昔話をモチーフにした叔父の愛しい絵たち
叔父の五十嵐健二氏(昭和18年生まれ)は造形作家で、生涯通じて非常に面白い活動をしてきました。 武蔵野美術大学を卒業後、五関張り子の蓮見豊七氏に従事し、その後は…
2022.09.05 Mon / FAMILY
芳子ビューエル公式Facebookページ
北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。