「おばあちゃん」と呼ばない孫。私流の「家族の呼び方」
2019.03.23 Sat一番下の息子がまだ小学校の低学年だった頃、学校のプールで水いぼに感染しました。
そして皮膚科に行ったとき、とあるアクシデントが起きたのです。
当時子供たちには、私の実年齢を28歳だと伝えていました。
治療室内で、先生が
「ビューエルさん、38歳、どうしましたか?」
とカルテを確認しつつ質問。息子はびっくりして、
「ねえ、お母さん、先生が38歳って言ったよ。お母さんは28歳だよね?」
と私に小声で聞き返したので、私も小声で、
「先生も間違えることあるのよ。お母さんは28歳よ!」
と答えました。
治療が終わり、大勢の人が待つ待合室に戻った時、婦長さんが私たちを追いかけてきて、大きな声で、
「ビューエルさん、年齢を間違えていたようで、悪かったですね。38歳じゃなくて28歳でしたか?」
と質問をしたのです。
私は頬が熱くなるのを感じながら、小声で、
「いえ、間違っていません。38歳です」
と答え、待合室には笑いが起こりました。
これと同じようなことが、先日娘のところで起こったようです。
長女に初めて赤ちゃんが生まれた時に、
「ねえ、お母さん、この子にお母さんを何て呼ばせようか?」
と聞かれました。
ちょっと考えた結果、「おばあちゃん」「バアバ」などという言葉は私の辞書には存在させたくないと思い、「ヨーヨーがいいわ!」と答えました。
芳子という名前から、ヨーヨーなら子供達が発音しやすいだろうと思ったのです。
今や6歳と3歳になった二人の子は、
「ヨーヨー遊ぼう!」
という感じで私を呼んでいます。
6歳のスカイくんが先日小学校で「おばあちゃんとおじいちゃん」について質問をされた際、
「僕のおじいちゃんは死んじゃったよ!」
と答え、私の娘(スカイくんのママ)は
「ひいおばあちゃんを自分のおばあちゃんだと思い込んでいるから、おじいちゃんは生きているのに『死んじゃった』と言っているんだわ」
と気づいたそうです。
後になって
「スカイくん、スカイくんのおばあちゃんは、ヨーヨーだよ!」
と長女が教えたところ、スカイくんは
「え〜!!ウソだ〜〜ヨーヨーはヨーヨーだよ!!!」
と言ったそうです。
「教育上、どうなんだろう?」
とも思いましたが、常識にとらわれずにこのままで押し通すことに決めました。
自分の家族のことは、ときには常識にとらわれず、家族ルールを適用していいような気がします。
関連記事
-
子どもにサンタを信じてもらうための工夫
12月といえばクリスマス。 子供達が小さかった頃、クリスマスはサンタクロースの存在を信じてもらいたくて色々と工夫しました。 24日のクリスマスイブには、サンタさ…
2024.12.01 Sun / FAMILY -
母が高齢になってわかった「母の気持ち」
実家の母から電話があり 「柔らかくて食べやすいクッキーかお煎餅が食べたいから、買ってきて欲しい」 とのこと。 母にはいくつかの病気があるものの、シェーグレンを除…
2024.11.16 Sat / FAMILY -
アルツハイマーで感じる健康寿命の大切さ
ずいぶん前の話になりますが、テレビのドキュメンタリー番組でアルツハイマーの特集をしていました。 番組名は定かではないのですが、アルツハイマーでだんだんと記憶を無…
2024.06.12 Wed / FAMILY
芳子ビューエル公式Facebookページ
北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。