心が忙しい時のランチ選びのコツ
2018.10.06 Satうちの会社の近くに、コンビニだった建物をレノベーションして作った台湾料理のレストランがあります。
私はランチタイムに、時々この台湾料理のお店に足を運びます。
この台湾料理のレストランで働いているのは、たどたどしい日本語を話す台湾人の女の子たちと、台湾人シェフです。
飛び抜けて美味しいわけではないのですがボリュームたっぷりで、いつも盛況です。
私はこのレストランの雰囲気が好きです。
いつもキリキリと目くじら立てて、色々なことを迅速にこなすことに奔走している私からすると、このレストランのお姉さんたちのゆる〜い対応がおもしろおかしくて、行くたびに顔がほころびます。
お姉さんたちは裸足で、いつもサンダルか靴の後ろを踏んで、ひきずるように歩いています。
入ると「いらっしゃいませ〜」と声をかけてくれるのですが、その言い方がとってもかったるそうで「お客様が入ってきたから仕方なく言った」というような感じなのです。
席は基本的にどこでもよく、注文を決めたらベルを鳴らします。
お姉さんたちがオーダーを聞きに来るのもすぐではなく、他のテーブルのサービスが終わってからなので、気長に待つしかありません。
オーダーを取りに来ると、「はい、なんにします?」とたどたどしい日本語で聞かれます。
オーダー内容の確認もなく、お姉さんは無言でキッチンに消え去ります。
目の前に残されたのは、プラスチックの茶色のコップと、同色のピッチャーです。
定食はお盆に全て載せた状態で提供されると思っていたのですが、最初に出て来るのは白いご飯とスープ。そしてザーサイと、小皿が登場します。
暖かいご飯が来るので、なんとなく箸をつけてしまいます。
ところがメインがなかなか出てこない。
お茶碗にあるご飯を半分以上食べて、スープが終わるころ、ようやくメインが運ばれて来ます。
この時もお姉さんたちは全く悪びれず、「はい」と言ってメインをテーブルの端っこに置いて行きます。
麺類を頼むと、時々お姉さんたちの指がスープの中に入っていて、昔のドリフターズのコントを思い出します。
さらに、ある時気づいたことがあります。
イケメンのお兄さんが来た時だけ、
「ドリンクバーあるよ。そのカップ持って、好きなもの取って来て」
「ランチの時はサービスだから」
と親切にコメントしているのです。
周りのテーブルの人たちは、皆お水を入れたカップを手に、
「あれ?ドリンクバーがサービスだって」
と言って立ち上がり、イケメンのお兄さんに続いてドリンクバーに向かいます。
行くたびにあのゆる~い対応に癒されて、自分自身のキリキリ感が和らぎ、シフトダウンできます。
レストランを後にする時は顔がほころび、ちょっぴり楽しい気分になるので、忙しい時はちょっと風変わりなレストランに行くのもおすすめです。
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