今までで一番「熱い」と感じた職種
2018.09.05 Wedずいぶん前のことになりますが、いろいろな会社の輸入部門の代行をしている時にバイクの映像権の輸入の仕事に携わったことがあります。
American Motor Cycles Associationのスーパーバイクの映像を輸入するというものでした。

その前段階として、国内の様々なバイクのレースに同行したのを鮮明に覚えています。
関係者の中には当時有名なレーサーや元レーサーもいて、レース場に行くたび多くのレーサーに、
「あんたさ、こういう仕事に携わったからには、目をつぶっていてもどこのバイクのメーカーかわかるくらいにならないといけないよ!」
と言われ、全くバイクに興味のなかった私は、
「それは無理です」
と即座に答えていました。
しかしそれで済まされるわけもなく、よくレーサーにバイク場に連れていかれて、
「目を閉じて!よく聞いて。マフラーの音。」
と、強要されることがありました。
最初はもう本当に無茶だと思い、
「仕事外です!」
とつっぱねていたのですが、耳を澄ますうちに、
「軽い音なら川崎、乾いている音ならホンダ、重い音ならドカッティ」
と、だんだんマフラーの音でバイクのメーカーがわかるようになりました。
筑波や8耐(鈴鹿サーキット)など、国内で有名な会場にも足を運びました。
海外のレーサーとも触れ合うことが多く、その熱血ぶりには驚かされることが多くありました。
バイクは事故がつきもの。
親指を事故でなくし、レースに出場するために足の親指を手に移植するレーサーなど、様々な熱血漢に会いました。
いろいろな仕事をした中で最も熱いと感じたのがレーサーです。
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