体の痛みは心の痛み
2018.04.07 Sat
3人姉妹の長女だった私が国際結婚したため、すぐ下の妹が実家の後を取り、両親と同居してきました。
父が7年前に他界した後も、母は二世帯住宅で快適に妹の家族と生活をしています。
ところが最近、頻繁に体の痛みを訴えるようになりました。
足の小指が痛くて、靴が履けない。
右足の付け根が痛くて、動けない。
お尻の後ろがつれて痛い。
と、朝から妹に愚痴をこぼしているようです。
妹には3人の息子がいますが、そのうち2人がここ1年の間に結婚することになり、仕事をしつつそれらの準備・対応に追われています。
お嫁さんのご両親がご挨拶に来るとか、お嫁さんになる彼女のドレス選びに同行するとか、結婚式の引き出物を選ぶとか、とにかく忙しい結婚式準備が二人分となると、することが山積みです。
この妹の生活の変化にシンクロするように、母の痛みも多発するようになりました。
私が体の調子がおかしいときに見ていただいているスポーツトレーナー兼整体師の先生に来ていただいた時、母を呼び、いっしょに見てもらいました。
母には1時間半ほど手厚い治療をしてくださったおかげで、母は
「痛みがなくなった」
と言って喜んで帰宅しました。
その母が帰った後、先生が
「芳子さん、年をとると、心の痛みが体の痛みとなって体に出ることが多々あるんですよ」というのです。
「よく話を聞いてあげると原因がわかると思いますよ」
と。
ということで、次の週は、先生のオフィスまで母を車で連れて行く道中、母の話に集中しました。母がその中で口にしたのは、
「孫が来ればどこかに食事に行っても、私は端っこの席で、中心は孫だし・・・」
「昔はみんなにものを言う立場だったのに、今はみんなから色々言われるから、本当に嫌になる」
「お父さんが生きていたときには、みんながちゃんと挨拶に来たのに、今は仏間には顔も出さない」
といった話が出てきました。
つまり母は自分が中心でなくなったこと、そして注意されたりすることに対して「自分が軽んじられている」と感じるようになり、それが孤独感、寂しさにつながっているのだと思いました。
『心の痛みが実際に体の痛みとなって出て来る』という先生の言葉には、重いものを感じます。
みなさんも、もし身近な人が痛みを訴えだしたら、話に耳を傾けてみてください。
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