人生と自分自身の価値を決めるのは誰か?

2017.08.19 Sat

ジェトロ時代にお世話になったコペンハーゲン在住のあけみさんとお会いした時の話です。

あけみさんの友人は、
「自分は人生において何も成し遂げることがないまま年をとってしまった」
と嘆いていたそうです。
その友人はデンマーク人と結婚し、子供を1人育て上げ、もうすぐ70歳。
「自分の人生でハイライトとなるような象徴的な出来事がないの。自分の人生には価値がなかった」
と言うのです。

それに対して、あけみさんは、
「誰の人生も、スターや成功者といった有名人でない限り、普通の人生を送るもの。そうした普通の人生に全く意味がないと言ってしまうのは違うし、虚しいよね」
と言いました。

全くその通りで、たとえ世界的に有名なスターやセレバティーであっても、個々のプライベートの人生の中には人に知られていない悩みがあります。
周りが想像するような『幸せ』がないことも多いのです。

例えば世界的に有名なココシャネル。
彼女ほど世界中に名前を知られている女性も少ないのではないでしょうか?
一見華やかな彼女の人生ですが、実際は非常に孤独な人生を送っていたということでも知られています。
特に晩年はパリの自宅でひっそりと一人で暮らし、人生を終えたということです。

どのような人生を送ったかは、それぞれが置かれた状況によって異なるわけで、Aさん、Bさん、Cさんの人生のどれが良いかを比較する必要は全くありません。
また比較のしようもありません。
何故ならば、それぞれがまた異なる価値観を持っているからです。
Aさんにとっては苦痛なことが、Bさんにとっては価値のあることかもしれません。

自分自身の価値というものも、やはり人が決めることではなく、自分自身が自分自身を認めるところからスタートするのではないでしょうか?

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