私の尊敬する粋な「江戸っ子先輩」の言葉

2017.03.01 Wed

昨年末、長いこと取引をしていた企業の社長さんが電話をくださいました。

「長いこともうけさせてもらったのだけれど、時代も変わってきたので、この辺で自分たちは降りる。最後は笑顔で食事でもしてお別れしよう!」

とまるで映画の中のようなセリフ。

 

この社長さんは生粋の江戸っ子で、かなりの土地をご先祖様から『預かっている』お立場。
現金商売をすることでも有名な人です。

 

そして、お別れの食事会の日。
関係するスタッフも一緒にランチに行きました。
その社長さんは、シワ一つないパリパリのスーツを身に纏っていらっしゃいました。

大きな声で楽しそうに笑いながら、今回「お別れする」結論に至った経緯はもちろん、うちのスタッフにもたくさん話をしてくださいました。

その話の中で、とても心に残るコメントがありました。

「いいかい?今の若いものは、目先のことしか考えていない。だからマイルを貯めること、ポイントを貯めることにばかり熱中しているけれど、そんなことをしていてはダメなんだよ!俺みたいにね、神様に『えこひいき』されるような人間になるためには、徳を集めないといけないんだ!」

「神様に『えこひいき』?」

 

ああ、なんと響の良い言葉。

 

「俺は何をしても上手くいく。億単位のお金ではないけれど、100万円単位のお金ならいくらでも稼ぎ出せる。だからマイルやポイントを集めてないて、徳を集める、つまり徳を積むんだよ!」

 

聞いていて思わず微笑んでしまいました。
けれど、とっても心に響いた教えでした。

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