なぜ北欧の人は雨でも傘をささないのか?雨の日を楽しむ文化とその理由
2025.06.28 Satあなたは雨が降るとすぐに傘をさしますか?
日本では小雨でも当たり前のように傘を開きますが、北欧ではその光景はあまり見られません。
私がフィンランドを訪れたとき、現地の人々がしとしと雨をまるで自然の一部として受け入れ、傘を持たずに歩いている姿がとても印象的でした。特に軽い雨の日は、レインコートや撥水性のある服を身にまとい、いつもと変わらない日常を楽しんでいます。
スウェーデンでも似たような光景が広がります。雨が降ってもわざわざ傘を持たず、防水ジャケットを選ぶのは「雨を気にしすぎない暮らし」の表れかもしれません。
北米でも同じで、軽い雨なら傘は出番がありません。ただ、乾燥地帯が多いので、地域によって雨の扱い方には違いがあります。
一方で、傘には各国特有の文化や縁起もあります。
たとえば、欧米では「家の中で傘を開くと不幸を招く」と考えられているのをご存知でしょうか?傘が悪い運気を防ぐものとされているため、家の中で開くのは避ける習慣が根付いています。
中国や韓国では、傘を贈ることが「別れ」を連想させるため縁起が悪いとされています。音が「さようなら」に似ているのも理由のひとつだそうです。
また、アフリカの一部では、雨は恵みや幸運の象徴とされています。雨に濡れることを避けるどころか、その恵みを喜びとともに受け入れる文化もあるのです。
ヨーロッパの地域によっては、使い終わった傘を逆さに立てると悪運を払えるという言い伝えもあります。傘が「守りの象徴」であるからこそ生まれた風習なのでしょう。
雨の多いこの季節。傘をさすことも、ささないことも、国や文化によって意味が大きく異なります。せっかくなら気持ちが明るくなる色や柄の傘を選んで、雨の日を少し特別にしてみてはいかがでしょうか。
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