年老いた親が痛みを訴え続ける本当の理由

2020.10.21 Wed

今年84歳の母は、このところずっと体調不良を訴え続けています。
涙が出ない、唾液が出ないという免疫系の病気を持っているため、確かにつらいだろうと思います。
特に目の痛みが気になるらしく、会うたびに「目が痛くて!」と痛みの話が挨拶のようになっています。
医者には通いすぎて「もう薬は来月まで出せません」と言われたそうです。
同居している真ん中の妹は、四六時中この話を聞かされるので、すっかり参ってしまいました。

母が痛みを訴えるのは、もしかしたら「寂しさ」の表現なのかもしれません。
敬老の日に母を連れ出して食事をし、そのあと家族で母を囲んで
「おばあちゃん、おばあちゃん」
とみんなで話しかけて過ごしている間、いつもよりずっと穏やかな笑顔で過ごすことができました。
そしていつもよりも「痛い」という回数がずっと少なく、楽しい時間を過ごせたのです。

元気に長生きしてほしい、そしてできるだけ心穏やかな毎日を送ってほしいと願っています。

 

関連記事

  • 母が高齢になってわかった「母の気持ち」

    実家の母から電話があり 「柔らかくて食べやすいクッキーかお煎餅が食べたいから、買ってきて欲しい」 とのこと。 母にはいくつかの病気があるものの、シェーグレンを除…

  • アルツハイマーで感じる健康寿命の大切さ

    ずいぶん前の話になりますが、テレビのドキュメンタリー番組でアルツハイマーの特集をしていました。 番組名は定かではないのですが、アルツハイマーでだんだんと記憶を無…

  • 久しぶりに買った鯉のぼり

    まだ息子たちが小さかった時には、5月に小さな鯉のぼりを2階の窓から飾った記憶があります。 起業して日々忙しく過ごすようになってからは 「3月のお雛祭りも5月のお…

芳子ビューエル公式Facebookページ

北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。