留学先で生まれた一生モノの出会い
2018.12.22 Sat私の娘にナオミという日本名をつけたのは、カナダに留学したときにお世話になった日本女性です。
彼女の洗礼名がナオミでした。
私はなるべく日本人がいない地域に行きたいと考え、バンクーバーから少し離れた場所に留学先を決めました。
今ではその地域にもたくさんの日本人がいますが、当時はあまりいませんでした。
今ではどこのスーパーでも、お豆腐、厚揚げ、ラーメン、日本のスナック菓子類などおおよその日本食は手に入ります。
でも私が留学した頃は、なかなか日本食が手に入らず、日本食のお店まで買い出しに行かなくてはいけませんでした。
大学に通いながら、慣れないカナダでの生活を送るなか、ある友達が
「ニューウエストミンスターにDouble A Cafeというお店があって、そこの女主人は日本人らしいから行ってみたら?」
と言っていたので、訪れました。
そこで出会ったのが、清水ナオミさん。
彼女が出会った最初の日本人留学生が私でした。
私の帰国後も、ナオミさんは多くの日本人留学生のお母さんとして美味しい手料理を振る舞って、カナダでの生活を応援してきました。
自分が妊娠したとき、
「女の子なら、ナオミという名前をつけよう」
と決めていました。
ナオミとは、それ以降、ずっとずっとお友達です。
御歳86歳になった彼女は旦那さんを見送るという大きな仕事を終え、やっと少し息抜きができるようになり、日本にやってきました。

お嬢さんの日系3世のジョアンさんと二人で撮った写真です。
(左から3人目がナオミさん。その隣がお嬢さんのジョアン)
もちろん私の会社にもきてくれました。
久しぶりの再会に、話は尽きません。
「こんな素晴らしい人を知ることができて私はなんて幸せ者なんだろう!」
と、今回も心から思いました。
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