アペックス創業期の思い出
2021.01.06 Wed年末にやっと少し時間ができ、アペックス卒業時に箱詰めしておいたファイルや写真の整理ができました。
写真を見ると、懐かしい思い出が蘇ります。
そんな思い出を写真とともに振り返ってみようかと思います。

この写真は、アペックスを発足して2年目くらい、平成2年頃です。
オレゴン州にあるビルダーたちとお金を出し合って、日本の設計事務所の先生方とともに2x4とログハウスについて勉強しに行きました。
最初は2x4材のログハウスを扱っていたのですが、2x4材とは2x4工法に使用される木材のことで、日本の軸組み工法が柱で強度を出すのに対して、2x4工法は壁を組むことで強度を出します。
2x4材は、2インチ(50.8㎜)x4インチ(101.6㎜)の角材でしたが、1.5インチx3.5インチ程度のサイズで規格化されています。
まだ日本国内で2x4を扱っているハウジングメーカーはほとんどなく、ログハウスの取り扱い業者が少なかった時代です。中には2x4と聞いて、
「2x4のサイズの木材だけを使用して家を作るもの」
と勘違いをしていた設計士の方もいらっしゃったくらいで、『パネル工法』と言われた2x4が地震の多い日本に向いているとP Rしても懐疑的でした。
また、当時すでに外断熱システムを取り入れていた北米に比べ、日本の家屋は断熱性に劣っていました。
クオリティーオブライフを考えた時、屋内での寒暖差がどれだけストレスの元になるかをお話ししても、ストレスだと感じていただける設計士の先生は少なかったです。

もう30年以上も昔の話です。
今では住宅展示場に行くと、高断熱の住宅が増え、窓もペアガラス、トリプルガラスを取り入れているメーカーもあり、多くの変化があります。
時間の流れを感じますね。
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