12年間いっしょだったパブロを失って思うこと

2020.06.27 Sat

先日、とてもお天気の良い日のこと。
12年間、私と一緒に過ごしてきたパブロくんのお墓を作ることにしました。

お庭の手入れをお手伝いしてくれる根岸さんにも相談したところ
「庭の隠蓑(かくれみの)の木の下がいいのではないか」
と言われ、パブロのお骨を白い晒しの布に入れ替えて土に帰るようにして、隠蓑の木の下に埋めました。

パブロは8匹の兄弟の中で、一番よく眠る子でした。
母親のお乳を飲んでは寝る、とっても静かな男の子。
ブリーダーさんがつけてくれた色違いの首輪は、緑色だったのを覚えています。

本当は女の子が欲しかったのですが、あまりにのんびりとした様子のパブロを目にして
「この子が欲しい」
と思いました。

パブロが1歳になるまで自由に生活をさせたおかげで、1歳になったときには立派な体に。
力強く、私たちが転びそうになるくらい強いラブラドールの子に成長していました。

警察犬のトレーニングスクールに預けたところ、パブロにはとても良い臭覚があるとのこと。
全く予想もしなかったところで活躍することになりました。

パブロが生きていた12年間、一度も縛ることはありませんでした。
自由に家の中を歩き回り、散歩でも公道を歩き終わると、自由気ままに私と散歩を楽しみました。

パブロがいなくなった今、思い出す習慣があります。
毎朝会社にいく準備をしていると、パブロが私のあとをついてきて、冷たい鼻を私の足に押し付けていたことです。

忙しく余裕がないときは
「パブロ、SIT!」
と命令を下していましたが、今はパブロの冷たい鼻の感触がとても懐かしいです。

生き物を自分の都合で捨てる人がいますが、私にはそういう人の気持ちが理解できません。
愛情を持って人間を愛してくれるペットを、それなりの敬意を持って扱うのが礼儀ではないでしょうか。

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