1940年代のヨーロッパの布をリメイクしたワンピース

2018.09.26 Wed

以前は軽井沢のリゾートスタイルにて、そして今では高崎のインテリアショップ・アルトで時折アンティーク・ショーをイベント開催してくださる岸さんは、昔ご主人と一緒にヨーロッパで針や気功の治療をしながら、そのテクニックをヨーロッパの方々に伝授していたそうです。
お二人の趣味は蚤の市を歩いてはアンティークを買い求め、それを日本のお母様のところに送り、御倉の中に保管してもらっていたとのこと。
帰国してお母様のところの御倉を開けたら、驚きの量だったそうです。

帰国後は治療院とギャラリーを併設する素敵な建物を高崎に作り、時折企画展をされていたのですが、数年前にご主人が他界されてからは企画展をしなくなりました。
時折私たちが声がけすると、イベント開催にご協力くださっています。

その岸さんが2年ほど前に『ヨーロッパの蚤の市展』という掘り出し物を探す楽しいイベントをしようということで、軽井沢のリゾートスタイルの外のスペースを使って開催してくださいました。

その時に、たくさんの布類も展示されていました。
古いリネンなどは、今どこを探しても売っていないだろうというような質感で、素晴らしいものばかり。
またテーブルクロスなども刺繍が綺麗に施されたものなど、今は目にしないようなものがたくさんありました。

その中で、ひときわ私の目を引いたのが、イギリスの1940年代のコットン地。
素敵な大柄の花が描かれていて、長さはちょうど1メートル50センチほどありました。

「ねえ、岸さん、これ素敵だけれど、何に使うのがいいのかしらね?」と聞くと、
「テーブルクロスとかかしらね?」との答え。

でもあまりに綺麗な柄に、ワンピースだったら素敵ではないかと思いました。
布は4800円くらいだったと思います。
それを仕立屋さんに持って行ったところ、ギリギリノースリーブのワンピースが作れるとのこと。
迷わずにお願いしてその布でワンピースを作ってもらいました。

そしてこれが仕上がったワンピースです。
布はかなり古いので、さほど長持ちしそうには感じられませんが、色々な人が
「あら、素敵!」
と声をかけてくれるので、約70年前の布がとても喜んでくれているのではないかと自負しています。

ときにはアンティークものに目を向けて、自分らしくアレンジして使ってみてはいかがでしょうか。時代に左右されないステキなアイテムが出来上がります。

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