「おばあちゃん」と呼ばないで

2018.04.21 Sat

ついこのあいだの話です。

なおみさんが海外出張に行くことになりましたが、なおみさんの旦那さんは転職したばかり。
出社する時間が早く、子供達を保育園に連れて行く時間がないとのこと。

私もいくら仕事で忙しいとはいえ、こんな時こそ家族が手伝うべき時。
なおみさんには
「大丈夫よ、私が連れて行くから」
と言ったものの、小さい子どものスカイくん(5歳)とネオくん(3歳)が言うことを聞くかどうか、全く自信なし。

当日はいつもより1時間早く起きて、会社に行く支度をし、子供たちを待ちました。
スカイくんはお熱が下がったばかりでまだ顔色も良くありませんが、お兄ちゃんらしく頑張っている様子。
ネオくんはママがいないので、なんとなく不安そう。

そこで、二人と一緒にパブロくんのお散歩に。
近くの公園で、乗り物に乗って、楽しいひと時を過ごしました。

家に戻ってジュースを飲ませて、リンゴを剥いて、そろそろ保育園に行く時間。
すると、ネオくんは大泣き。
「ヨーヨーのお家にいる!!保育園行かない」
と言って大粒の涙。(ヨーヨーというのは、私のニックネーム)
だましだまし二人を車に乗せて、保育園までサンタクロースの話をしながら気持ちを高めて行きます。

そしていよいよネオくんを年少組の教室の前でおろした時。
まだ手に持っているリンゴに気づいた先生が、
「ネオくん、おばあちゃんにりんご渡してお教室に行こうね」
と言いました。

瞬間的に「おばあちゃん」という言葉に反応した私は、
「あの、おばあちゃんって誰のことですか?私、ヨーヨーです」
と真面目な顔で言うと、先生がびっくりして私を見上げました。
「あ?え?おばあちゃんじゃないんですか?」
「いいえ、私ヨーヨーです。おばあちゃんという言葉は私の辞書にはございません」
先生は鳩が豆鉄砲を食らったような顔で私をみています。

私は「おばあちゃん」というと70歳以上のイメージ。
なぜ「おばあちゃん」と呼ばれるのか、とても不思議に思います。

そのため一瞬ムッとしてしまった私ですが、日本人はどうして状況に応じて呼び名を変えるのでしょうか?
子供ができると、妻は夫を「お父さん」と呼び、夫は妻を「お母さん」と呼びます。
「おばあちゃん」「おじいちゃん」も同じです。

アイデンティティーを守るためにも、名前で呼ぶのが一番望ましいのではないでしょうか?

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