心と生活を豊かにするデンマークの「ヒュッゲ」とは

2017.02.25 Sat

「ライフスタイルのお店をオープンしたい!」
と考えたのは、今から4年前のことです。
それまでも20年以上、海外からライフスタイル系のアイテムを探し、日本市場に北欧のライフスタイルを紹介してきました。

ある時
「芳子さんのコア・コンセプトってなんですか?」
と聞かれ、とっさに答えたのが「Coziness」。
これは「心地良い場所、心地よい雰囲気」という意味の言葉です。

「Coziness」は英語ですが、これをデンマーク語でいうと「Hygge(ヒュッゲ)」。
最近は欧米でもヒュッゲブームが起きているそうです。

「世界で最も幸せな国」にランクインすることも多いデンマーク。
もともとデンマークは消費税が25%と非常に高いです。
そのため、外食よりも家で家族や友達とあったまりながら食事を楽しむ文化があるのです。

そんなデンマークならではの「ヒュッゲ」を実感した出来事があります。

デンマーク訪問をしていた時、取引先の社長さんが
「息子の家に行こう」
と誘ってくれました。

息子さんの家は林の中にあるロッジ風の家で、古いロッジをリノベーションしている最中でした。
彼はレンガをすべて白に塗り、家の中の温室にある藤の木がまだ生きていることをとても喜んでいました。

そして彼が一番誇りに思っていたのが、バードハウス。
林の中の木の枝にバードハウスを3つほど作ってあったのですが、バードハウスそのものは北米にもたくさんあり、特に驚くものでもありません。
しかし彼の作ったバードハウスには驚きました。

彼のバードハウスは一面がプレクシグラスでできていて、卵から孵った雛の様子が外からでも見えるのです。
「毎朝鳥たちのために餌を撒きにきて、そっと眺めるんだよ。
 卵から孵った雛たちの成長の様子が見れるって、素敵だろ?!」
と誇らしそうな彼の顔。

そんな彼の顔を見て、
「ああ、これがヒュッゲの一つなんだ」
と思いました。

 

木の器のぬくもりやビンテージの織物や家具を愛し、それらを育み大切にする心。
そんなほのぼのとした心地よさが「ヒュッゲ」なのです。

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