ビールは有料、ワインは無料?ポルトガル旅先ディナーの驚き

2025.10.29 Wed

実は、ポルトガルではちょっと不思議なことがあります。
夕食時、ビールはもちろん有料なことが多いのですが、ワイン(白・赤・スパークリング)は無料でついてくるのです。お酒好きには嬉しい文化ですが、最初は少し驚きました。

いつもは赤ワイン派の私ですが、この国では白ワインの軽やかさにすっかり魅了されています。乾いた気候や、ポートワイン文化の影響もあるのでしょうか。口当たりが優しく、食事との相性も抜群です。

この日のディナーは、3コースのセット。まず運ばれてきたのは、アスパラガスのスープ。
濃厚ながらもやさしい味わいで、体の中からホッと温まる一皿でした。

メインは、なんと「豚の頬肉」。牛の頬肉は日本でも何度か食べたことがありますが、豚は初めて。
しっとりと煮込まれたお肉は驚くほど柔らかく、軽く潰したポテトの上にグレイビーソースとともに盛り付けられ、繊細な香りが立ち上ります。ワインとの相性も言うまでもありません。

デザートが出てきたとき、一瞬「アイスクリームかな?」と思いました。お腹いっぱいでフォークを置きかけたのですが、スプーンを入れるとふわっと軽いメレンゲ。
見た目の印象と違ってさっぱりしていて、思わず完食してしまいました。

旅先の夕食というのは、その国の文化が一番感じられる時間。
ワインとともに味わうポルトガルの夜は、どこか心まで満たしてくれる時間でした。

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