海外旅行中のアクシデント、どうする?ポルトガルでの実体験から学んだこと

2025.10.18 Sat

あなたは、海外旅行中にケガをしたらどうしますか?
旅先の見知らぬ国で病院に行くことを想像すると、少し不安になりますよね。

私は今回、ポルトガル北部の町・ギマラインスを観光していた最中に、思わぬアクシデントに遭いました。
大事をとってツアーを離れ、現地の病院で診てもらうことに。言葉も文化も違う場所での受診は初めての経験でした。

ツアーガイドさんが40分だけ付き添ってくれるとのことで、まず「公立にする? 私立にする?」と聞かれました。
公立は安いけれど、何時間も待たされる可能性があるとのこと。
アメリカなどの医療制度しか知らない私は少し不安でしたが、「私立でお願いします」と伝えました。

機転のきくガイドさんがすぐにタクシーを拾い、私を私立病院のER(救急)へ。
スタッフの多くはポルトガル語しか話せませんが、受付から1時間ほどで診察室へ呼ばれました。
担当してくれたのは若い女医さん。流暢な英語で対応してくれ、症状を説明すると「レントゲンを撮りましょう」「痛み止めの注射を打ちましょう」と、すぐに手配してくれました。

レントゲン技師さんも、注射を担当してくれた看護師さんも、皆さん英語が堪能でフレンドリー。
不安だった気持ちが、少しずつほぐれていきました。

診察の結果は「骨折なし」。痛み止めの薬を処方してもらい、もし効かない場合のために追加の薬の処方箋まで準備してくれました。
滞在時間はおよそ3時間。北米では、診察と処方箋だけでかなりの費用がかかることを思うと、レントゲンも注射も含めて158ユーロ(約2万7千円)という金額には驚きました。

ポルトガルはヨーロッパの中でも比較的物価が安いと聞いていましたが、医療の面でも“人のやさしさ”と“手の届く価格”を感じる経験でした。
英語が通じにくい国でも、思いやりのある対応があれば不安はすぐに安心に変わる——そう感じた一日でした。

旅先ではどんなハプニングが起こるかわかりません。
もしもの時のために「旅行保険」や「現地の病院の場所」を調べておくと、より安心して旅を楽しめます。

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