パンもカステラもポルトガル語?ヨーロッパ最西端の国に残る日本とのつながり
2025.10.15 Wed実は、10月6日からポルトガルに滞在しています。
これまでヨーロッパへは何度も仕事で訪れましたが、スペインの先にあるこの国には初めて足を踏み入れました。
目の前に広がるのは、ドロウ川の向こうに広がる大西洋。
ここから数えきれないほどの船が、世界へと旅立っていったと言われています。

ある友人が言っていました。
「スペインは情熱的で心が躍る国。だけどポルトガルは静かで、暮らしたくなる国なんです」と。
実際に来てみると、確かにその言葉の意味が分かります。街並みも人の雰囲気も、どこか穏やかで落ち着いているのです。
ポルトガルといえば、大航海時代の歴史が有名です。
マゼラン、バスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエル…。歴史の教科書で何度も見た名前たちが、まるでこの地で息づいているよう。
そして、驚くことに私たちの身近な日本語の中にも、ポルトガル語がたくさん残っています。
パン、コップ、ボタン、カステラ、金平糖…。どれも日常で使う言葉ばかりです。
そんな大航海時代を支えたのが「干し鱈(ほしたら)」でした。長い航海のあいだ、腐らずに栄養をとれる貴重なたんぱく源だったのです。

今日のランチに食べたのは、リゾットと鱈のフライ。
どこか懐かしく、日本人にも馴染む味でした。
そしてスーパーに足を運ぶと、目に飛び込んできたのは大量の魚介類。
中でも圧倒されたのが、ずらりと並ぶ干し鱈の山。
「これが大航海時代のエネルギー源だったのか」と思うと、ただの食材売り場がまるで歴史の展示のように感じられました。

旅の途中で出会う何気ない風景の中に、その国の“生きる知恵”が隠れています。
ポルトガルは、そんな発見を静かに語りかけてくる国でした。
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