4社経営者が教える「心の余白」の作り方

2026.03.04 Wed

今年の冬は豪雪地帯だけでなく、広い範囲でたくさんの雪に見舞われているようですね。
私の住む場所では年に一度降るかどうかの稀な光景ですが、雪のニュースに触れるたび、私の心はかつて過ごした北欧やカナダの景色へと引き戻されます。

実は、カナダのバンクーバー近郊に住んでいた頃、雪は日本人が想像するほど多くはありませんでした。
メキシコ暖流の影響もあり、ロウアーメインランドと呼ばれる都市部ではほとんど降らないのです。

そんな限られた「白の世界」だからこそ、私の中に刻まれた記憶はどれも鮮明で、今の私のウェルビーイング(心豊かな生き方)の原点になっています。

一つは、昔の家で飼っていた白いミニチュアラビット『みみこ』とのエピソード。
ある雪の日、2階のベランダから真っ白な地面へジャンプして逃げ出してしまったのです。
夕暮れ時の雪原に点々と続く小さな足跡を、道路に出る直前で必死に追いかけたあの時の温度。
雪に足を取られながら抱き上げた温もりは、家族を守るという私の「軸」を再確認させてくれる体験でした。

さらに時間を巻き戻せば、ガールスカウト時代の新潟。
降り積もったばかりの雪を器に盛り、生クリームとフルーツを添えた「雪のパフェ」の甘美な味。
現代のような衛生面の心配よりも先に、自然をそのまま享受する純粋な喜びがそこにはありました。

そして最も古い記憶は、母の手のぬくもりです。
妹を背負った母に手を引かれ、空から落ちてくる白いふわふわした粒が頬に触れる冷たさ。
立ち止まって上を見上げる私を、優しく促す母の気配。

こうした「今、この瞬間」の感覚に身を委ねる時間は、効率ばかりを求める現代の働き方の中で、私たちが最も守るべき贅沢ではないでしょうか。

みなさんの心には、どんな冬の景色が眠っていますか?
たまには立ち止まり、空を見上げる心の余白を持つ。
そんな小さなアクションが、自分らしいライフスタイルを作る一歩になるかもしれません。

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