母が高齢になってわかった「母の気持ち」
2024.11.16 Sat実家の母から電話があり
「柔らかくて食べやすいクッキーかお煎餅が食べたいから、買ってきて欲しい」
とのこと。
母にはいくつかの病気があるものの、シェーグレンを除いては、さほど表面化しておらず、頭の方はキレッキレです。
シェーグレン症候群というのは、自己免疫による疾患で、自分の身体の成分に対して免疫反応を起こすとことによる疾患です。
この初期症状はドライアイとドライマウスで、唾液が出ないため、液体が手放せないほか、目薬を1日に何回もささないと、眼球に傷がつきやすくなるそうです。
食品スーパーに行き、柔らかそうで、食べやすそうなものをいろいろと購入してきました。
スーパーで一つ一つ商品を見て、
「母が好きそうかな?」
「柔らかいかな?」
「昔からこういうのが好きだったな」
などと考えを巡らすうちに、私がカナダに住んでいた頃に母が送ってくれた『ケアパッケージ』のことを思い出しました。

日本食が恋しいだろうと心配し、焼き海苔やふりかけ、インスタントラーメンなど、いろいろ入れて送ってくれました。
今度は私が母に送る番。
母の喜ぶ顔を思い浮かべながら、ついついいろいろ買い過ぎてしまいました。
受け取った母は案の定大喜び。
そして用意してあったのが、私の誕生日に毎年送ってくれた1万円の入ったのし袋。
11月29日は私の誕生日だからです。
89歳にもなった母からお小遣いをいただくのは心苦しいのですが、毎回
『これが最後かもしれない』
と思うため、断らずに素直にいただきます。
今年もそのまま神棚に上げました。
だいぶ耳も遠くなり、シェーグレンのせいか滑舌も悪くなりましたが、母には少しでも平穏な日々を過ごしてもらいたいと思っています。
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