日本と違う、海外のコロナ事情

2021.02.03 Wed

一都三県に緊急事態宣言が出るという状況の中、海外の取引先や友人から聞く海外のコロナ事情は日本とかなり異なります。

ドイツの場合、政府の出す指示が明確です。
『学校や仕事場、病院、生活必需品の買い出しに限り外出可能。
ただし自宅から15Km以内の移動に限る。飲食店はテイクアウトのみ営業可。
それ以外の商業施設はすべて休業』
日本のようにグレーゾーンはありません。

日本人は親切な国民性のため、飲食業でもアルコールを出すのか出さないのかなどに種類分けするので、調べる側もいちいち確認をする必要があり、種別質問が増えがちです。

オランダの場合もかなり厳しい決まり事があります。
『学校や仕事場、病院、生活必需品の買い出しに限り外出可能。
4人以上の集会禁止。食品の買い出しもできればデリバリーサービスを使用。
公共交通機関を利用する場合、マスク不使用は違反取締対象。』
明確ですし、違反するとペナルティーが課せられるため、意識的にしっかりとルールを守ろうとする姿勢を感じます。
また、リモートワークがかなり浸透しているようで、私の知り合いはすべてオンラインで済ませられるため、40日以上奥さん以外の人には会っていないと言っていました。
デリバリーも家の外に置き配し、支払いはクレジット。
人との接触は本当にありません。
「週末に久しぶりに息子夫婦が来たけれど、オープンエアーでしか会えず、家にも招き入れられず、ハグもキスもできないため、とても寂しかった」
と言っていました。

またデンマークの友人は、ボランティアで一人暮らしのご老人のサポートをしているのですが、彼女以外は誰も家に来る人がいないご老人の一人暮らしは、寂しさだけでなく、認知症の誘発になると心配していました。

デンマークで老人ホームに入所するのは、本当に動けなくなって、一人での生活が難しい時。
自立することが良しという社会性のため、逆に今のような状況が発生すると、別の問題が発生するのかもしれません。

それにしてもこのコロナウイルスは世界全体に大きな変化を強いており、歴史に刻まれる病となるでしょう。

 

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