日本人の幸福度を下げている2つの理由

2019.12.13 Fri

北欧ワークライフデザイナーとして北欧の文化について発信していると、気になるのが日本の幸福度の低さ。
北欧は幸福度ランキングで常にトップなのに、日本は54位。
そして自殺率についてはワースト6位に入り、女性に至っては3位と言う結果です。
(高崎市の幸福度ランキングが全国第3位であることは、大いに誇れることです)

北欧と日本を比較した時に、圧倒的に日本人の方がストレスが多いと感じる点は
・子供の教育費
・老後の医療費や介護
の2つです。

北欧の場合、基本的に子供の教育費は無料。
大学に進学するとお給料が支給されますから、親が生活費の心配までする必要がありません。
医療費、老人ホームの無料化などから、老後の心配もありません。

日本の場合、オール公立だったとしても約1000万円、私立なら2500万円の教育費がかかります。
老後の年金も概ね15万円/月。
子供の教育費、そして老後の生活費や医療費を心配せざるを得ません。

これらを気にせずに生活できれば、稼いだお金をもっと自由に気軽に使えますから、気持ちも楽だし、不安に対するストレスも減ります。

高崎市は子育てをしやすい街としても有名で、保育園待機児童0を実現しています。
そして介護をしている人々のストレスを軽減させる24時間のサービス「介護SOSサービス」がありますし、徘徊するご老人に対してはGPSの貸し出しなどもしています。
北欧ほどではないにしても、地方自治体がこういう取り組みをしているというのは、とても素晴らしいことだと思います。

高崎市で生まれた私。
現在、微力ながら高崎市のプロモーションに携わっています。
10年以上都市計画課の景観審議委員をさせていただき、今年からは産業課の高崎シティープロモーションにも参加させていただいています。
先日はGINZA SIXにて、タカサキギンザ物語の公開生放送をしてきました。
高崎市の良さを発信しながら、少しでも多くの地方自治体が暮らしやすくなる取り組みを行ってほしいと願う昨今です。

 

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