キャビア嫌いの私を虜にした絶品キャビア
2018.03.21 Wed私がキャビアに興味を持ったのは、15、6年ほど前のこと。
「うに」や「生牡蠣」に目覚めたのもほぼ同じ頃です。
もともと生臭いものが苦手なので、生臭そうなものは全てNG。
「きっと生臭いものなのだろう」という思い込みがあり、全く興味がありませんでした。
お魚も粕漬けやみりん干しなど、少し味がついていているものの方が好きで、青魚は苦手でした。
目覚めたきっかけは、ジェトロの輸入専門家のもう一つの業務である、国内の自治体からの要請。
収集して来た展示物と一緒に自治体を回り、秋田、長崎、広島、高知、福岡、千葉などいろいろなところに行くうちに、各地域の水産品を一番新鮮な状態で食すチャンスに恵まれ、『食わず嫌いは損』だと気づいたわけです。
その頃から、いろいろなものにチャレンジするようになり、今まで敬遠していたものが逆に大好物になっていきました。
キャビアは、デンマークのコペンハーゲンの空港の海鮮料理のカウンターがあり、そこで初めて口にしました。
そのカウンターではスモークサーモンや燻製したうなぎなどをスモーブロー(オープンフェイスサンドイッチ)で提供してくれます。ですから、デンマークに行くとそのカウンターに座り、デンマーク最後の食事としてサーモンのスモーブローなどを食していました。
そんなある時、隣に座った人がキャビアを頼んでいました。
ショットグラスにウォッカが入ったものと一緒に運ばれて来たのが、ティースプーン一杯に盛られたキャビア。
とっても大人な演出でした。
いくらだったか忘れてしまいましたが、そのメニューはとても高価だったのを覚えています。
その高級さもあいまって、その人に見入ってしまいました。
それをオーダーした男性は、左手の人差し指と親指の付け根あたりにキャビアを乗せて、ちょっと体温で温めてからキャビアを口に運び、ゆっくりと味わってからウォッカをぐいっと飲み干しました。
それを見た私は初めてキャビアを味わいたくなって、キャビア専門店に行きました。
そこで、昔初めて味わったキャビアの塩辛かったのを思い出して、「あまり塩辛くないキャビアってありますか?」と言って、小さなキャビアを買ったのです。
小さなキャビアの缶でも6000円ほどしたのを覚えています。
今回は調子に乗ってこんなに買ってしまいました。
通貨がクローネだったために、計算を間違えていたのかもしれません。
後になって、ちゃんと円換算した時に、目の玉が飛び出るようなお買い物でした。
やはり何と言ってもGOLDというのが一番高級で、味の深み、旨味も一番で、後味もとてもよいキャビアです。
その名の通り、まさしく『海の黄金』。
一番癖がなくて、食べやすいのが、BAERIIです。
小さなパンケーキ(ビリーニと言います)も売っているので、それをフライパンで温めて、その上にちょっと乗せていただきます。
他にもロシアンパンケーキと呼ばれるものの場合は、甘くないパンケーキにサワークリームが塗られていて、そこにみじん切りの玉ねぎが振られ、その上にキャビアが乗っています。
それもまた絶品なので、キャビアが苦手な方はGOLDやBAERIIを食べてみてはいかがでしょうか。
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