絶品!祖母が作ってくれたお正月の食べ物

2018.01.24 Wed

私が8年半のカナダでの生活を終え、帰国してからは、子供たちが小さいうえに様々な食材が手に入りやすかったため、実家で私が小さな頃祖母が作っていたお正月の食べ物を一生懸命に思い出して作り、子供たちに継承しようと努力をしました。

特に祖母の作った『ぬっぺ汁』は絶品!その中に入れる『つと豆腐』は、今では限られたお店に3、4日顔を見せるだけになってしまいました。
クックパッドにもたくさんのぬっぺ汁レシピが公開されているので、気になる方はぜひ食べてみてくださいね。
https://goo.gl/yRRw3y

昨年の暮れは本当に忙しく、年末30日になっても、まだ年末だという認識がないままお正月を迎えてしまいました。
また家族の中に入院する人が出たため、全員で元日にテーブルを囲むこともできませんでした。
ですから今年のお正月は、にわかおせち料理で過ごしてしまい、深く反省しています。

今年の暮れからは、また祖母に教わった年末のお料理をしっかりして、この習慣を継承していけたらと思っています。

お正月の思い出を振り返ってみると、私が生まれた家は本家なので、お正月は親戚のおじさんやおばさんが祖母に挨拶に訪れていました。
学校の先生だった父の元にも生徒や同僚の先生方がたくさん挨拶に訪れたので、母は大変だったでしょう。
ただ小さかった私と私のすぐ下の妹はお年玉をいただけたので、一年で一番嬉しい季節だったのを覚えています。

普段は「宿題をしなさい」、「漢字書き取りをしなさい」と口うるさかった祖母も父も、お正月は他のことで忙しかったせいか、私にも妹にも口うるさくしませんでした。それもまた子供だった私や妹にとっては最高のお休みだったのです。

また私の先祖は武家の出だったせいか、多くの決まりごとがありました。

●一夜飾りはいけない
30日には神社に出向き、新しいお札を頂いてきて、神棚にはお正月の『ぬっぺ汁』とお餅を飾り、ろうそくを灯して祈るのが決まりでした。31日にお札をもらうと、たった1日だけ飾り、お正月を迎えてしまいます。それがいけないというのです。

●お正月の三日間は四つ足を食してはいけない
お雑煮の中に入っているのは、わずかな鶏肉で、それ以外の豚、牛は4日になるまで食べられませんでした。

●お正月の4日はお坊さんの日
お坊さんが檀家の家々を回るため、祖母がいつもお仏壇周りを綺麗にしてお坊さんを待っていました。

さまざまな決まりごとを思うと、やはり武家は厳しい規律で自分を律していたのだなあと実感します。

 

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