長年の夢を叶えた『リゾートスタイル軽井沢』の思い出

2017.11.03 Fri

軽井沢の昔を知る人は
「今のように多くの樹木がなく、軽井沢駅が遠くから見えるくらいの原っぱしかなかった」
と話してくれます。
軽井沢に昔からある写真館を覗いてみると、外国人宣教師や富裕層の人々が素敵なお洋服に身を包み、華やかな交流をしていた様子を目にすることができます。

私自身は高崎市の生まれですが、カナダから戻るまで軽井沢には一度も足を踏み入れたことがありませんでした。

カナダから帰国して夫とドライブで軽井沢に行ったら、背の高い針葉樹がたくさん生えていて、カナダに似ている景色に恋に落ちました。夫と私は子供たちを連れてよくドライブに行きました。その度、美しい景色に癒されたものです。

『いつの日か、ここにお店を持てたらいいな〜』
『今のようにせわしない生活ではなく、少しのんびりと執筆活動とかするためにここに別荘を持てたらいいな〜』
とよく夫と話したのを覚えています。

2012年にM&Aをして、少し気持ちにもゆとりが持てるようになり、
「今までの漠然とした夢の一つでも叶えてみようか?」
と思い、2013年には軽井沢での物件探しが始まりました。

そして見つけたのが、旧軽井沢テニスクラブの目の前にある物件でした。
見た瞬間に『ここだ!』と決めて、たくさんのお金を投じて理想のお店を作り上げました。
それがリゾートスタイル軽井沢でした。
今まで取り扱ってきた白基調のものだけでなく、花柄のギルドのカーテンや家具なども加えて女性好みのラインナップのお店を作りました。


これはリゾートスタイル軽井沢の春の店内での写真です。お友達と。

長男と長女の夫がお店づくりを頑張ってくれたのですが、長男のセンスがとてもよく「彼にはこういう能力があるんだ」と新たな気づきも得られました。
長女の夫はその人柄がとても高く評価され、多くの近隣の方々、そしてお客様に信頼を得るきっかけになりました。

この写真は、夏のイベントの一つ『ヨーロッパの蚤の市』の様子です。

夏の軽井沢は涼しくて快適でした。そしてたくさんのご縁をいただきました。
天皇陛下と皇后陛下がいらした時に、遠巻きにお二人を見ることもできました。
亡き父が、皇居にて勲章の授与式の際、
「陛下はオーラのある方で、テレビ等でみているとわからないけれど、やはり特別な存在なのだと感じた」
と感慨深く話していたのを思い出しました。

この写真は、冬の店内の写真です。こちらもお友達と。

そんな軽井沢のお店では懐かしい思い出をたくさんいただき、良い経験をさせてもらいました。
周りのお店がどんどん閉店していく中で、今回は「閉店」という選択をすることになりましたが、またいつか軽井沢の別の場所で、ご縁ができればと思っています。

関連記事

芳子ビューエル公式Facebookページ

北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。