ヨーロッパの花屋に学ぶ、シンプルでかわいいディスプレイ
2017.10.18 Wedヨーロッパに行く度に、マーケットやお花やさんの前で立ち止まってしまいます。
お店の装飾は、日本のようにお金をかけたものではないのですが、とってもナチュラルで緑がとびきり美しく見えるのです。
例えばこのディスプレーはその辺にありそうな輸送用の木箱を棚の代わりに使っています。
そして球根を密集して一つ一つの鉢に植えているのがキュート!
ほとんどのヨーロッパ産の一等級の花はオランダの国際花市場経由で航空便で日本に送られてしまうそうです。
したがって、ヨーロッパに残る花は二等級ないし、三等級のものらしいのですが、そんなことはどうでもよくなってしまうくらい可愛らしいチューリップのブーケ。
ブラウンペーパーに無造作に包まれた花束も素敵!
これをこのまま家に持ち帰り、ボリュームがあるので、口の大きな花器にそのままばさっと入れてもさまになります。
日本の場合はお花が高いので、こんなにたくさんのお花はなかなか買えません。
そうなると口の大き目の花器ではなかなか綺麗に生けられませんよね。
この写真の中の鉢は、あえて油紙のように水を通さない紙袋を代用しています。
買って帰ったプラスチック製の鉢を捨てるよりも、こういう紙袋式の鉢も粋なものです。
日本は、とにかく綺麗に美しく、ものをディスプレーすることが優先してしまうので、
「本来の植物の美しさ」が「作られた美しさ」になってしまうことが多々あると感じます。
すでに美しいものは、その美しさを最大限に生かすことが重要なのですね。
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