たった3日で登校拒否に…小1の心を動かした“ひと言”

2025.08.13 Wed

あなたの周りにも、入学早々に学校へ行きたがらないお子さんはいませんか?

身近に小学一年生のママがいます。昨年までは優等生で、とてもおとなしく「良い子」と言われていた息子さんが、入学式からわずか3日後に「学校に行きたくない」と言い出しました。

最初はおもちゃやゲームで宥めながら登校していましたが、本人の口から出たのは「先生が大嫌い」という言葉。小学校の玄関まで連れて行っても裸足で逃げ出し、ママは追いかけて担任の先生に引き渡す日々が続きました。働くママは出社する頃には「精魂尽き果てる」と嘆くようになりました。

どうやら、担任の先生の発言に、本人が「バカにされた」と感じた出来事があったようです。それをきっかけに、彼ははっきりと「先生は嫌い」と口にするようになりました。1か月前からは彼の机と椅子が廊下に置かれ、先生いわく「ご本人の希望」とのこと。授業はドア越しに見られるとはいえ、お昼は教頭先生と一緒に食べているそうです。驚いたことに、同じように教室に入らない子が4人もいるとのことでした。

先日、教育委員会で働く友人にこの話をしたところ、今の学校現場では先生の人数不足が深刻で、配置換えしたくてもできないことが多いそうです。また、先生側も昔のように強く指導すると、保護者からのクレームを恐れてしまい、必要以上に慎重になっている傾向があるといいます。

子どもが成長するまでには、避けられない試練もあります。ゆるすぎても厳しすぎても難しい中で、親も学校も“ただ状況をしのぐ”のではなく、協力しながら子どもにとってより良い環境を作る姿勢が欠かせないのではないでしょうか。

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