“食べない時間”が整えてくれる。私がファスティングを続ける理由

2025.05.21 Wed

「ファスティング」と聞いて、どんなイメージを持たれますか?
日本語では「断食」と訳されますが、実は“ただ食べない”ということではありません。
身体や心、そして生活のリズムまでも整えてくれる、ひとつのセルフメンテナンスなのだと、最近あらためて実感しています。

私の古くからの友人は、毎年必ず2回、断食道場に通っているそうです。
そこでの3日間は、基本的に人参ジュースを口にするのみで、他の食事は一切とらないとのこと。
施設によってはヨガやピラティスなどのプログラムも用意されていて、心身ともに整える時間として活用していると話していました。

一方、私自身が実践しているのは、酵素ドリンクを取り入れた“ファスティング”。
今月で2回目となりました。血糖値を緩やかにコントロールしながら、身体の中をクリアにしていくような感覚です。

もちろん、体重が落ちるという効果もあります。
このプログラムでは、だいたい3〜4kgほど減る方が多いようです。
けれど、私にとってはそれはあくまでも“副産物”。
本来の目的は、身体をいったんリセットし、本来の自分に戻してあげることです。

ファスティングには、さまざまな健康効果があると言われています。
たとえば
・代謝の改善
・免疫機能の向上
・オートファジーの活性化
・腸内環境のリセット
・心臓や血管の健康維持
・消化器系の休息
さらには長寿やアンチエイジングへの効果も期待されているそうです。

特に私が興味を持ったのが、「オートファジー」と呼ばれる作用。
これは、細胞が自らを“掃除”するように、不要な成分を分解・排除して、健康な状態へと整えてくれるというメカニズム。
このオートファジーは、12時間以上空腹状態を保たなければ活性化しないため、最近では「ミニファスティング」と呼ばれる、12時間断食のライトな取り組みも注目されています。

「ダイエットがうまくいかない」「何をしても痩せない」
あるいは、「逆に太れない」など、体質に悩みを持っている方にとっても、ファスティングは“食べない”ことで得られる新しい選択肢になるかもしれません。

身体を整えることで、心も整う。
そんな実感をもらえる習慣として、私はこれからも定期的に取り入れていきたいと思っています。

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