日本と違う!ヨーロッパのコロナ対策

2022.07.23 Sat

ここにきてまたコロナが急増しています。
以前のものとは異なるタイプのもので、感染力が強いとか。
8月にスウエーデンやデンマークに行く予定があり、ヨーロッパの状況を友達に聞いてみました。

コロナはヨーロッパにも蔓延していますが、スウエーデンではいつも通りの生活が営まれています。
もともとスウエーデンはどのヨーロッパ諸国ともコロナ対策が異なっていて、初めてコロナがヨーロッパにも広がり始めた時、唯一ロックダウンをしなかった国です。
もちろん50人以上の集会や老人施設への訪問の禁止などはありましたが、各自が自主的にソーシャルディスタンスを確保する以外は通常通りの生活をするというものでした。
憲法上の規定や、公衆衛生庁という独立性が保障されている専門家の意見が尊重されたという背景もあり、集団免疫を早く確立させたいという考えが強かったとも言われています。

デンマークはというと、ロックダウンをして他のヨーロッパ諸国と同じような対策をとりましたが、2022年2月にはコロナ規制を全面撤廃しました。
ワクチン接種率が80%を超えていたことや、オミクロン株の拡大以降集中治療室の患者数は減少傾向にあったこと、人々のウェルビーング(幸せ)も考慮されたためです。
というのも、人々が何に不安を感じるか研究したところ、
「病院の対応力や基礎疾患のある人々への社会的対応が可能か懸念しているけれど、自分自身や家族の健康には不安はあまり感じていない。それよりもロックダウンが再開することへの不安が強い」
というデータが出たからです。

ということで、国際線の飛行機に乗る時のみマスク着用を義務付けているそうですが、それ以外は何の制約もないそうです。
「ワクチンを打っているし、今も増えているけれど、コロナは風邪と一緒だから大丈夫だよ」
と言っていました。

行くのはよいのですが、陽性になれば帰国できないことに不安を感じます。
空気感染はほとんどしないので、飛沫感染と手指を介する感染に注意するしかないですね。

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