強烈な苦手意識を一瞬で乗り越える方法

2023.01.18 Wed

みなさんは、自分に根付いた苦手意識を乗り越える方法を知っていますか?

以前、それを体感する出来事があったのでシェアします。
小さな頃に両親、特に母が口にする言葉というのは、潜在的に自分の中に植え付けられます。

私も価値観や好み、人間性を形成する上で、大きな影響を与えられました。

1つは英語。母は英語が大好きで、本当は自分が海外留学をしてアメリカンドリームを手にしたかったと話していました。
小さな頃、母が教えてくれた多くの英語の歌。意味もわからず母に教えられる通り記憶して歌っていたのを思い出します。そして英会話も。
その影響から、私も海外に興味を持ち、海外に夢を感じ、結果今の人生へと続きました。
また母は潔癖症なところがあって、動物は人間以外触れないといつも言っていました。
ただ父が犬をこよなく愛し、ブリーダーまで趣味でやっていた影響か、大人になる頃の私は母同様に動物が苦手。ただし、犬だけは大丈夫になっていました。
前に社員旅行先でヘビセンターに立ち寄った時、3メートル近い白い大蛇と一緒に写真を撮ることになり、一緒にいたスタッフは皆『お金持ちになれる』と聞いて蛇と一緒に写真を撮りました。
私はと言うと、最後まで
「私、お金持ちにならなくていいので、ヘビもノーサンキューです」
と言って逃げ回っていました。
そんな私が先日オーストラリアに行った際、ケアンズの街中の小さな動物園に立ち寄った際、コアラの檻の側を通ると、写真撮影のコーナーがありました。
一緒にいた方達はすぐに写真撮影の行列に並んでその順番を待っていましたが、ふと私の中にクエッションマークが浮き上がりました。
「私、犬以外大丈夫じゃないのに、コアラ大丈夫?」「コアラって何科の動物?」「ネズミに近いんだっけ?熊に近いんだっけ?カピパラの親戚?」
というすでに頭の中が混乱したクエッションマークです。
「どうしよう」と、動揺しているうちに順番が来てしまいました。
間髪入れずに、担当者が
「さあ、両手をクロスして胸の前に置いて、顔はカメラ目線ね!」
という指示に従った途端にコアラが手の中に置かれ、コアラの顔を見る前にすでに私の手の中からコアラはいなくなっていました。
コアラの毛が柔らかかったのか、硬かったのかさえ記憶にありません。
ただ軽かったという印象のみが残っています。
これがその時の写真です。
潜在意識の中に植え込まれた苦手意識は、その人が動揺した時に薄れると睡眠療法で知っていましたが、まさにこういうことなんだなあと自分自身の体験を通じて理解することができました。

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