日本を愛するフィンランド女性とのうれしい再会

2019.11.27 Wed

人の縁とは不思議なもので、ふとした拍子に切れたりつながったりするものです。

Riitta 及川さんとの出会いは25年ほど前。
「長野県にRiitta 及川さんというフィンランド人の女性がいて、その女性がフィンランドから面白いものを持ってきて紹介している」
と聞いて、会いに行きました。

日本人の設計士の旦那さんと二人暮らしで、サンタクロースなどの文化的なグッズから、フィンランドの雑貨、そして円柱型の面白いログハウスなどを扱っていました。
クリスマスのイベントでは、彼女がたくさんのフィンランドの商品を調達してくれ、民族衣装を着てイベントを盛り立ててくれました。
当時、私の会社は海外から商品をソーシングする力がまだなかったので、情報も含めRiittaさんにはお世話になりました。

その後も、時々連絡を取り合ったり、展示会で顔を合わせたりしていたのですが、数年前に「フィンランドに戻って日本旅館を開業したい」とメッセージを受け取ったきりでした。
「どうしているのかな?」と思っていましたが、特に連絡を取り合うことはなかったのです。

数ヶ月前にフィンランドに行く機会があり、同行した友人は風邪でダウン。
雨が降る中、一日時間ができたので
「Riittaさんに会おう!」
と思い立ち、ホテルから朝メールを送ると
「電車で40分くらいだから会いに来たら?」
とすぐに連絡が来ました。
早速電車のチケットを取り、本当に久しぶりに彼女に会ったのです。

宣言どおり日本旅館「及川旅館」をフィンランドにオープンしてしばらく営業していたものの、最近は若い日本人女性にビジネスを譲ったとのこと。
でも彼女の家はフィンランドの家とは思えない日本家屋で、驚きました。
フィンランドの建築基準法を尊重しながら、日本家屋を作るというのは簡単ではありません。
日本人の設計士のご主人の力もあって実現したのでしょう。
とても素敵なおうちでした。

Riitta さんとは「これから一緒に何かしましょう!」と約束して帰ってきました。
ご縁とは不思議で尊いもの。ふと思い立ったとき、気になっていた人に連絡すればご縁が復活するかもしれません。

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