秋になると思い出す祖母の後ろ姿

2019.10.05 Sat

秋の思い出といえば、祖母が柿をむいている後姿が思い浮かびます。

小さかった頃、大きい柿の木があるご近所の方が毎年渋柿をたくさん持ってきてくれたのです。
祖母は大きな袋から一つずつ柿を取り出して丁寧に拭き、陽の暖かい縁側に座って一生懸命むいていました。
生米の中に入れて10日ほど経つと、渋かった柿がとっても甘くなります。
とても美味しくなり、まるで魔法のようでした。

焼酎を吹きかけて置いておくと、こちらもまた渋みが取れて美味しいのです。
ただ、熟すのをかなり待った覚えがあります。
柿の中はゼリー状になって、トロンとしてとても柔らかくなっていました。

それ以外の柿は一つづつ軒下に下げ、干し柿にしていました。
手間のかかる作業でしたが、祖母は根気よく干し柿作りをしていました。

先日いつも行くりんご園に行った時に、りんご園の方が一生懸命に干し柿を作っていて、とても懐かしい気持ちになりました。

関連記事

  • ドイツ・フランクフルトの朝ミーティングでの驚き

    久しぶりにフランクフルトのハイムテキスタイルへ行きました。 世界中から2,500社を超える出展者が集結する世界最大級のホームテキスタイル・コントラクトテキスタイ…

  • ドイツの朝食がすばらしい理由

    ドイツ・フランクフルトから30分くらい離れたオッヘンバックにて、素敵なホテルに泊まりました。 工場を綺麗にレノベーションした「Achatホテル」です。 ドイツの…

  • 西オーストラリアの神秘的ワイン「Purple Reign」

    以前、長女からとっても素敵なプレゼントをいただきました。 今まで見たことのないPurple Reign という名前のラベンダー色のワイン。 西オーストラリアのワ…

芳子ビューエル公式Facebookページ

北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。