ドイツのホテルに泊まって驚いたこと

2017.03.18 Sat

ドイツのホテルに宿泊した時のことです。

同行したスタッフが

「ヒルトンホテルのメンバー登録をしたら、アップグレードされて、ジュニアスイートが取れました」

と喜んでいました。

ところがお部屋にはいって、カーテンを開けた時

「え?これ何?」

と言ってしまいました。

窓から1メートルほどの距離のところに大きな壁があったのです。

 

驚きを隠せない私に対して、スタッフは

「普通のお部屋からアップグレードしてもらってこのジュニアスイートになったので、何か言うのはちょっと……」

と気まずそうにしていて、全く抗議する意思がありません。

確かにジュニアスイートですから広さは申し分なく、リビングスペースもあり、スーツケースを二人で広げても余裕があります。

 

でも、私はどんなに景色が悪かろうと、外が見えない部屋はダメ。

どうしても我慢できない私は、フロントに電話をしました。

すると、フロントスタッフが部屋を見にきました。

 

スタッフは初めてこのお部屋を見たようで、窓を見ると

「I see what you mean.’ (あなたの言っていることわかるわ〜)」

と言って、マネージャーに掛け合ってくれたのです。

その結果、さらに大きなスイートに泊まることができました。

 

そのことをドイツ人の友達に話し、

「うちのスタッフは日本人すぎて、文句が言えない」

と私が嘆くと、うちのスタッフに向かって、こう言いました。

「そういう時、ドイツ人がどうするかわかる?」

 

スタッフは首をかしげます。すると、ドイツ人の友人は

 

「ドイツ人だったら、黙ってその部屋に泊まる。そして次の日の朝に文句を言って、絶対宿泊費をタダにしてもらう!」

というではありませんか。

 

文化や心理の違いは色々な面で感じますが、今回も勉強になりました。

日本人は比較的従順で、何かあっても文句を言わないで、我慢してしまいます。

でも世界に出ると、気に入らないことがあれば言わないと損してしまいますよ!

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