頑張れないとき、どうする?突然の悲しみと向き合う私の今

2026.10.10 Sat

前向きでいようと思っても、どうしても気持ちがついてこない。そんな経験はありませんか?

私は起業家として、株式会社アペックスを設立しました。2012年に上場企業へ売却した会社ですが、設立当時はビジネスに関する知識も乏しく、手探りの出発でした。

起業からわずか数年で当初の出資者たちと袂を分かち、再出発することになりました。その中で、自分にできそうなビジネスへと、後から方向を切り替えていったのです。

「自分は経営者として不適格なのではないか」

そう思ったことは、何度もありました。山を登ってはいるけれど、わざわざ一番険しく、登りにくい斜面を選んでしまった。そんな感覚が、長い間続いていました。

企業人として、何とかやっていけそうだと思えたのは、起業してから10年以上が経ってからだったと記憶しています。

そうした経験を重ねる中で、私は少しずつ強さを身につけてきました。笑顔、ポジティブさ、チャレンジ精神、そして優しさ。それらを大切にしながら、今日まで歩んできました。

また、催眠療法を学んでからは、暗示療法の力も借り、自分の心を安定させ、前向きな状態でいられるよう習慣づけてきました。

そんな私に、これまで想像もしたことのない、大きな出来事が降りかかりました。

まさに、青天の霹靂でした。自分が今まで築いてきたものが、すべて壊れていくように感じました。

「何のために、今まで頑張ってきたのだろう」
「これから、どうしたらいいのだろう」

何度も自分に問いかけ、悲しくて、悲しくて、涙を流しました。

ため息がとめどなく出て、まったく意欲が湧きません。できれば一日中、お布団にくるまっていたい。そう思ったことも、何度もありました。

車で長距離移動をしているときなども、ふとしたことを思い出すと、涙が出てきます。

このブログを読んでくださっている方の中にも、同じような経験をした方がいらっしゃるかもしれません。

こういうときは、ただただ「時間」が友達なのだと思います。

催眠療法を学ぶ中で、つらい経験を思い出すたびに、そのつらさが少しずつ和らいでいくプロセスについても学びました。今は自分自身の変化を、ゆっくりと見つめています。

今回の出来事が起きてから、ようやく1か月半が経ちました。

まだ、すっかり元の状態に戻ったわけではありません。それでも、少しずつ「何かしよう」という気持ちが、自分の中に湧いてきているのを感じています。

以前、あるお坊さんが「生きるということは苦である」とおっしゃっていました。

そのとき私は、「人生の中で起こるさまざまなことの、どこに目を向けるかによるのではないか」と思いました。その考えは、今も変わりません。

ただ、悲しみや喪失感は、自分の内側のエネルギーが侵食されてしまうような感覚なのだと、今は感じています。

ほかのことに目を向けようとしても、傷ついた部分が回復するまでは、その感覚はなかなか消えてくれません。

少なくとも今の私には、その回復に「時間」が必要なのだと思えます。

何もする気になれない日も、少しだけ何かをしたくなる日もある。その変化を急がずに、自分の気持ちを確かめながら過ごしていきたいと思っています。

みなさんは、悲しみや喪失感と、どのように向き合っていらっしゃいますか?

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