日本ワインの常識が変わる「藤田ワイナリー」【長野・東御市】

2026.09.26 Sat

『日本のワインは物足りない』そんな思い込みを持っていませんか?実は私自身もそうでした。
以前の私は、「ワインといえばヨーロッパのもの」という無意識のこだわりがありました。
北欧での生活や、海外を飛び回る中で世界的な銘醸地のワインに触れる機会が多かったこともあり、日本のワインに対してあまり良い印象を抱いていなかった過去があります。
しかし、友人に誘われて長野県・東御市を訪れるようになってから、そのイメージは鮮やかに変わりました。長年の固定概念に縛られず、新しい価値観を受け入れること。それは、軽やかに「自分軸」を育むための大切なプロセスではないでしょうか。
先日、友人が長年メンバーとして参加しているワイナリーのサポートイベントに同行し、再び東御市を訪れました。
今回見学させていただいたのは「藤田ワイナリー」というマイクロワイナリーです。葡萄畑には、収穫間近の立派なピノノワールが美しく実っていました。
この一帯に広がる千曲川ワインバレーは日本有数の少雨地帯であり、日照時間が長く昼夜の寒暖差が大きいという、葡萄の生育にぴったりの環境なのだそうです。
自然の恵みと真摯に向き合い、情熱を注ぐ生産者の方々の姿には、北欧の人々が大切にしている「ウェルビーイング」な働き方や、地に足のついた丁寧な暮らしと深く通じるものを感じます。
今回のツアーは、醸造家でありヴィラデストの代表を務める小西さんが取りまとめてくださいました。
ヴィラデストは、日本のエッセイストであり画家としても才能を発揮された玉村豊男さんが所有されていた、レストラン併設のとても素敵なワイナリーです。フランス文化に精通されていた玉村さんは、ワイナリー経営者を育てるワインスクールを主催されるなど、多大な功績を残されました。今回訪問したのも、そのスクール卒業生たちのワイナリーです。
残念なことに、玉村さんは今年8月9日に逝去されました。
そのため、今回の食事会はいつもの「乾杯」ではなく、静かな「献杯」からのスタートとなりました。彼が育てた卒業生たちが紡ぐワインの味わいは、優しく、そして力強く心に響くものでした。
素晴らしい景色の中で、作り手の想いが詰まったワインをいただく時間は、まさに至福のひとときです。
ぜひ皆さんも、一度東御市へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
素敵なワイナリーとの出会いが待っています。
たまには日常を離れ、固定概念を手放して心を満たす体験に時間を使ってみるのも良いかもしれませんね。

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